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72 :ワンとクィナの学園生活◆YHV5QUClLQ
2008/04/04(金) 13:45:33

テスト前日:ワン ~テスト勉強と携帯電話~

ワンは自分の部屋の窓から空を見上げる。
心地よい光を放つ太陽がまだ空の頂点にある。
今日はテスト前日。そのため授業は午前で終わった。
「さて、と、勉強始めるか」
ワンは一人呟き机に向かう。

一時間後、ワンは休憩のため机の上に置いてある携帯電話を取り、電源を入れる。
メールを問い合わせてみるものの、ディスプレイにはメール着信件数0と出る。
携帯を机に放り投げ空を見上げると、太陽が先ほどより僅かに傾いていた。
(そろそろ休憩終わりにするか)
ワンは窓に向けた首を机に戻す。
そして、ペンを持ち、勉強を再開しようとして…

ピリリリリリリ ピリリリリリリ

不意に着信音が鳴り響く。
「誰だろ」
ワンは携帯を取り発信ボタンを押す。
「もしもし」
『あー俺俺、ホノエ』
「なんだよ」
『プリン買う金忘れたから貸して』
「だが断る」
ワンはそう言い放ち、電源ボタンを押す。
電源が落ちた所で携帯を折りたたみ、机の上に放り投げる。
「さて、と、勉強始めるか」
ワンは一時間前と同じ言葉を呟き、再び机に向う。

(Win/MSIE, ID:R+XSq4Ec0)
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73 :ワンとクィナの学園生活◆YHV5QUClLQ
2008/04/04(金) 13:46:02

テスト前日:ホノエ ~金とプリンと…~

「つれないやつ…」
ホノエは通話時間が表示されている画面を見ながらそう言う。
そしてそのまま携帯電話を閉じ、ポケットに突っ込む。

ホノエは今、コンビニの前に居る。
先ほど電話で言っていたとおり、彼は勉強の休憩がてら3時のおやつに、ついでに夜食用にとプリンを買いにきた。
しかしなぜか財布を忘れてしまい、一度家に戻るのも面倒だということでこの辺りに住んでいるワンにお金を借りようと電話を掛けたのだ。
そして先ほどの会話を経て今に至る。

「仕方ない、一度家に戻るか」
ホノエは家に戻るため、回れ右をする。
空を見上げると、太陽が眩しい光を放っている。
「はぁ、かったる」
ホノエは1つため息を付き、90度に傾いている首を元に戻す。
すると、50メートルほど先に知り合いを見つけた。

「マレーネ先輩…?」

(Win/MSIE, ID:R+XSq4Ec0)
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74 :ワンとクィナの学園生活◆YHV5QUClLQ
2008/04/04(金) 13:46:44

テスト前日:マレーネ ~ふいんき(←なぜか変換(ryは大切に~

マレーネは下校途中であった。
今日は美味しいプリンをめぐって争う3人が先に下校したことを知ったため、食堂が開くまで一時間ほど残ってプリンを手に入れようと企んでいたからだ。
しかし計画は失敗に終わった。

「まさか食堂が閉まっていたとは…」
マレーネは肩を落としながら帰路を歩いている。

そしてふと自分を呼ばれたような気がしてそちらのほうを向く。
そこには彼女のファーストキス(間接)の相手、ホノエがいた。
「せんぱ~い」
「ホノエ!?ど、どうしたのじゃ?」
マレーネはこちらに向かってくるホノエを見、一週間前の状況を鮮明に思い出し、赤面する。
しかし、

「すいません、お金貸してくれませんか?」
ホノエの一言でマレーネの期待は見事に打ち砕かれた。
「家にプリン買う金忘れちゃって…先輩?どうしゴフぁ」
「あ」

マレーネは気がつくとホノエの鳩尾にボディーブローを食らわせていた。
「かはっ…ゆ、ユーリより強…ガクッ」
「ホノエ?ホノエ!?目を開けてくれ!ホノエェェェーーー!!」
次にホノエが目を開けたのは、太陽が45ほど傾いた頃だったとか。

(Win/MSIE, ID:R+XSq4Ec0)
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75 :ワンとクィナの学園生活◆YHV5QUClLQ
2008/04/04(金) 13:47:16

テスト前日:ネスカート ~散々な一日(´・ω・`)~

ネスカートは窓から空を見上げる。
太陽はすでに地平線に沈みかけ、空は橙一色である。
その空の下を鴉の群れが鳴きながら飛んでいる。
「嗚呼、俺も空を飛べたらなぁ。そしたらこの嫌な現実を忘れられるのに…」
そう呟きながら目の前の現実を見る。
そこには木刀を肩に掛け、こちらを睨んでいるリゼラ理事長(17)がいた。

「で、テストの日程を生徒たちに伝え忘れた挙句、生徒たちと校内鬼ごっこをした、と」
「はい…」
「貴様ぁ、教師としての自覚はないのか!!」
「す、すいません…」
「大体お前は…」

こうなったリゼラは延々と説教を始める。
今日は後何時間で終わるかな
そう考えながらネスカートはもう一度空を見上げる。
太陽はすでに沈み、辺りは暗くなっている…


結局ネスカートが開放されたのは3時間後であった。
彼は携帯電話を取りだしメールを確認しようとする。
するとそこにはありえない事が起こっていた。
メール件数 278件

「な、なんじゃこりゃぁぁぁ!!!」
ネスカートの叫びは満天の星空に吸い込まれて行った。

(Win/MSIE, ID:R+XSq4Ec0)
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76 :ワンとクィナの学園生活◆YHV5QUClLQ
2008/04/04(金) 13:47:41

テスト前日:ユーリ ~鬼に金棒、ユーリに…~

ネスカートが説教が終わる一時間ほど前、ユーリは今日やるべき勉強を全て終え、机の上を片づけていた。
そして本棚に使った問題集をかたそうとしたとき、ユーリはあることに気付く。
(あれ?私こんなノート持ってましたっけ?)
ユーリは見覚えの無いノートを手にし、その表紙をみる。
(gesu no-to?げ、ゲスノート?つづり滅茶苦茶ですね…)

ユーリはそのノートの1ページ目を開いてみる。
(hau to yu-zu?…ああ、how to useですね、つづりわからないならひらがなで書けばいいじゃないですか…)
ユーリはあきれつつ使い方を読み始める。

(嫌い…人の名前…書くと……字が汚くて読めません…)
(とりあえず嫌いな人の名前書けばいいのですね。じゃあネスカートの名前でも…)
とりあえずユーリはネスカートの名前を書いてみることにした。

ユーリはネスカートの名前が書かれたノートを見つつ、
「何やってるんでしょうか、私。こんなノートに書いてあること信じるなんて…」
「明日は資源ゴミですし、捨てることにしますか」
などと呟き、ベッドへともぐりこむ。
(そういえば、クィナさんにあげた雑誌、気に入ってもらえたでしょうか♪)
そんなことを考えつつ、ユーリは深い眠りに落ちて行った。

(Win/MSIE, ID:R+XSq4Ec0)
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77 :ワンとクィナの学園生活◆YHV5QUClLQ
2008/04/04(金) 13:48:07

テスト前日:クィナ ~妄想はほどほどに~

現在時刻深夜2時半、クィナは数字の羅列と睡魔相手に悪戦苦闘していた。
「うう、スウガクキライエイゴキライベンキョキライ」
「ああ、ベッドが私を呼んでいる…はっ、寝たら負けだ!がんばれクィナ、私はやれば出来るはず!」
クィナはそう言いながら、目の前の敵を片付けることにした。

そして30分後…
「も、もう限界…少し休憩しよう…」
クィナは己の限界を感じ、少し休憩を取ることにした。
そしてクィナは鞄の中からユーリに貰った雑誌を取り出す。
「えと、何々…理想的な告白のされ方…」
クィナはその文を読み、自分がワンに告白される想像をしてみる。

「普通に向き合ってってのは…なんかストレート過ぎてつまんないな」
「ん~ならこの後ろから抱きつかれて耳元で愛をささやかれるってのは…」
などとクィナはぶつぶつ言いながら雑誌を読みふけっていったのであった。

「ふぅ~そろそろ勉強始めようかな…」
クィナは雑誌を閉じ、勉強を再開しようとする。
その時、
ジリリリリリリリリリリリリリリリ
目覚まし時計の音が鳴り響く。
「へ?何で今目覚ましが…」
クィナは言いかけて絶句する。時計の棒が縦一直線になっていたのだ。
「あ、あ、あ…あああぁああぁあああ!!!」

クィナの今回のテスト結果は散々なものだったとか。

(Win/MSIE, ID:R+XSq4Ec0)
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