スレ一覧
┗115.部これ1
　┗35

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35 :げらっち
2020/09/20(日) 16:28:41

164　キー
2019-08-19(月) 16:50:22
すごい、見入ってしまいます(´｡✪ω✪｡ `)

165　げらっち
2019-08-19(月) 16:51:33
>>163　愛してる
>>164　ありがとう！次はゲラコビッツの登場ですよ～

168　げらっち
2019-08-19(月) 17:17:34
運が良かった。
マリオとルイージは、半ば墜落している船から海に飛び込んだため、助かった。泳げないルイージを何とか連れて岸に這い上がる。辺りにはカメジェットの残骸が散らばっており、クリボーやノコノコが倒れていた。

「ここは…」
マリオはその地を踏んだ。
「マメーリアか」

「ケケケケ！その通り、ここはマメーリア王国ナリ～」
マリオ「！」気付くと目の前に、巨大な影が立っていた。
「俺様はマメーリアの大魔王ホッスィー。よそ者はとっとと消えな！」鉄球がマリオの腹部に命中。マリオはよろけ、後ずさった。
これがマメーリアの大魔王か。「うちの」大魔王と比べると、随分とカッコが悪い。巨大な蛙のような醜い顔、ブクブクと太ってヨダレを垂らしている。しかし強さだけは魔王級だ。鉄球の雨あられに、マリオは崖まで退却を余儀なくされた。
「くぅ…」
するとその時。
海から巨大な怪物が現れた。
「お前は！」
見慣れた怪物、クッパは屈強な体でここまで泳いできたのだった。クッパが大きな口を開け、火炎放射がホッスィーを襲った。
「ぐああっ」今やクッパはホッスィーにつかみかかり、二人の大魔王の、肉弾戦が展開されていた。
クッパ「マリオ、お前は行け！ピーチ姫の声を取り戻すのだ！」
マリオ「すまんな、クッパ」
マリオは弟を連れ走った。見えなくなるまで何度も振り向いた。最後に振り向いた時、クッパの方がやや劣勢に見えた。 

170　げらっち
2019-08-19(月) 18:05:08
マメピヨは下水管の陰からその一団を見つめていた。
どうやら一人の女が、数人のマメ族たちを集め演説しているようだった。

「ここにいるマメーリアの住民どもは、女王のことを嫌っているんだねぇ…」
低く、甘く、すごみがあり、聞いたものを惹きつけるような声が、地下室の壁にこだました。
「それでは、あたしの計画を発表しようかねぇ…あたしは、この国を征服しようとしているんだよ…」
普通の人が征服と言っても、すぐに嘘だと思うが、この女が言うと何故か現実のように思えてくる。そして夢見心地だった彼女の背中に冷たいものが走った。女王様に報告しなくては。
逃げようとしたが、遅かった。
彼女は何か不思議な力でとらえられ、逆さ吊りにされた。これが魔法というものか！
「スパイだ！」
「ゲラゲモーナ様、やっつけちゃって下さい！」マメ族たちが騒ぎ立てた。
「ゲヒャヒャヒャヒャ」ゲラゲモーナと呼ばれた魔女がマメピヨの目の前に姿を現した。
「！」
今まで暗くてよく見えなかったが、なんという恐ろしい姿だろう。背の高いその魔女は全身を紫色のローブで包み、頭には2本の角が生えている。目は血走り、裂けた口からは鋭い牙が顔をのぞかせている。
「何故あたしたちがこんなジメジメとしたところにいるかわかるかい？」
マメピヨへの質問というよりは、ここにいる全員へ語りかけているようだった。
「城を乗っ取ってやるためだよ！そして例の物を手に入れ、世界を征服するためだよ！」
「ゲラゲモーナ様！」
「ゲラゲモーナ様万歳！」
ゲラゲモーナが細長い左手を挙げると、マメ族たちは静まり返った。そして、マメピヨにこう尋ねた。
「お前はどうする？仲間になるというのなら助けてやろう」
一瞬誘いに乗ろうかと思った。しかし、あくまで自分はマメラ女王の家来。
「仲間になんか、ならない！」
「それは残念だねぇ」ゲラゲモーナが右手を挙げた。

稲妻が走り、マメピヨは地面に横たわった。

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