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163.クリボージャー、そしてゲームレンジャーへ
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124 :ハイパーキングクリボー
2021/02/14(日) 22:35:38
さらに翌日。
「2回戦第214試合!雑魚敵戦隊クリボージャーvsフォーエバーアルバイターズ!」
2チームがフィールドの真ん中に立つ。
クリ「負けないぞー!」
青キノピオ3「週12バイトの力を見せてやる!」
タワー兄「俺だって学生時代は週5でやってたぞ!」
タワー妹「張り合うの?」
黄色キノピオ3「リーダーの俺なんか、今週17バイトだ!」
パタ「週17!?」
マメ「掛け持ちがスゴすぎる...」
そして試合開始のブザー。両チーム一斉に雪玉作りを始める。いつでも攻撃できるように作り置きは大事な作業だ。
マメ「僕たちも足とか器用に使って作れるようにならないと...序盤何もできないからね」
パタ「そうだな。カキボーだけに任せるわけにはいかん。」
だが相手もバイトで培った単純作業の速さがある。先ほどの試合のように気が休まる暇はない。
クリ「手際いいなー」
ガール「こっちもガチだよ!栗砲!」
一人の紫キノピオに勢いよくヒット。
赤キノピオ3「おっ、やるなー!」
ピンクキノピオ3「こっちも負けないぞ!一斉雪玉投げだ!」
5人が一列に並び隙間なく雪玉を投げ続ける。ものの10秒の間にこでかクリボー、パタクリボー、タワークリボー妹の3人にヒット、残機1となる。
タワー兄「すげえ...」
カキ「相手が横一列なら、こっちは縦一列だー!」
こでか「は!?」
こでかクリボーが下となり、その上に4人の分身した4人のカキボーが乗る。
こでか「重い重い重い重い!」
カキ「気にしない気にしない!それー!」
上から降ってくる雪玉に、ピンクキノピオ1人がヒット。
緑キノピオ4「意外といけてるのか!?くずせ!」
その前にこでかクリボーが重さでバタンキュー。カキボーたちが放り出される。
カキ「落ちながらの~ヘタウィップ雪玉投げ!」
青キノピオ4「メチャクチャだな!」
さらに一人ヒット。
クリ「びっくりしてる間に俺もいくぜ!」
パタ「羽アタック雪玉投げ!」
そしてそのままクリボージャー、残機を減らされながらも勝利。
緑キノピオ3「なるほど、経験だけじゃないようだな、雪合戦は。」
赤キノピオ4「明日からまたバイトがんばれそうだぜ!」
タワー妹「就活は?」
その後も、クリボージャーは初参戦ながらに順調に勝ち上がっていく。
「3回戦、雑魚敵戦隊クリボージャー、コネコネ11に勝利!」
「4回戦、雑魚敵戦隊クリボージャー、キノペンターズに勝利ー!」
クリ「だいぶ足でもそれなりの形には雪玉が作れるようになったな」
こでか「この調子で決勝まで行こうぜ!」
そして、なんと、まさかの、信じられないが、誰も行けるはずがないと思っていたのに!クリボージャー、決勝まで勝ち上がったのである!
さらには、前回準優勝のRed-soulが準々決勝敗退という波乱の今大会、最終決戦を控えたクリボージャーは準決勝第2試合を見ていた。
「さあー青キノエンペラーズ、まだ誰も残機0になっておりません!一方のグリーンキングス、既に残り3人だ!」
緑キノピオ5「お前ら、まだ試合数は終わってねえ!気を抜くな!」
緑キノピオ67「おう!」
ここで緑キノピオ5の投げた雪玉が、青キノピオBの右手に当たる。
「なんと!青キノエンペラーズ、今大会初めて脱落者が出ました!」
マメ「今大会初!?」
しかし立て続けに2人、グリーンキングスのメンバーが脱落していく。
「くっ...負けてたまるかよ!」
その緑キノピオ5、渾身の腕力で豪速球の雪玉を投げる。正確に青キノピオJを狙っていたが、高いジャンプでかわされ、返り討ち。
「ゲームセット!勝者、青キノエンペラーズー!」
勝負を終え、その場を去るグリーンキングスに声をかけたのは、青キノピオJ。
「ありがとう。楽しかった。」
「なあに、俺たちはもう引退だよ。お前らの時代だ。」
「何言ってるんですか。今の青キノエンペラーズがあるのは、あなたたちの存在のおかげだ。」
「お前...!」
選手席では。
カキ「zzz...」
こでか「今寝るなよ、オイ!!」
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