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163.クリボージャー、そしてゲームレンジャーへ
 ┗125

125 :ハイパーキングクリボー
2021/02/14(日) 22:35:49

そして、決勝。
「さあー長かったこの大会も、ついに決勝!対戦カードは、
エントリーNo.999、雑魚敵戦隊クリボージャーvsエントリーNo.1024、青キノエンペラーズだーー!」
会場からは盛大な歓声。誰も予想しなかった刺客が、絶対王者と決勝の場で対面しているのだ。
青キノピオJ「久しぶりだな。クリボージャー。」
クリ「負けないぜ。青キノエンペラーズ。」
ガール「除雪機ほしいー!」
パタ「賞金の方じゃないのか」
青キノピオI「あれ、家に兄貴の分も入れて12台あるからな」
青キノピオJ「確か3年目からモデルが変わったよな?」
青キノピコ「あーそうだった!」
タワー兄「恐るべし王者...」
「それではいきますよー!レディー・ゴー!」

クリ「よいしょ、よいしょ!」
急いで雪玉を作っていくクリボージャー。
こでか「前も注意だぞ!」
だが既に10の雪玉がこでかクリボーに向かっていた。
「え。」
「こでかクリボー、残機1!連続で当たったものはノーカンです!」
パタ「羽アタック!」
タワー兄妹「2段投げ!」
3人の猛攻でなんとか1人を仕留めた。
「よし!」
青キノピオBC「甘い!」
3人まとめてヒット。
カキ「こでかクリボー、さっきの作戦だ!」
こでか「いや、重いから無理だって!」
カキ「いけるいける!」
無理やりこでかクリボーの頭上に乗り込む。だが当然バランスを崩し、落ち際を狙撃。分身カキボー4人もれなく残機を減らされた。
カキ「ちょっとーこでかクリボー!」
「俺のせいかよ!」
青キノピオE「チームワークがなってないな。ほらよ。」
クリ「うわっ」
マメ「しもた!」
こでか「チームワークなら負けちゃいないぜ?こう見えてな。」
後ろに隠れていたガールクリボー、タワークリボー兄妹が一斉攻撃。
青キノピコ「やば!」
青キノピオA「なにっ...」
青キノピオH「そこにいたのかよ!」
3人が同時ヒット。
クリ「まだまだだぜ!」
クリボーが雪玉を投げる、が見当違いの方向に飛ぶ。
青キノピオJ「!何かしかける気だ!」
パタ「あたりー」
その雪玉を受け止め、ようとした。
だがそこはリーダー。空中にいるパタクリボーを冷静に仕留める。
しかし落とされた雪玉はマメクリボーが頭でキャッチしていた。青キノピオJは気づいていない。
マメ「残念!」
「な、なんとおー!青キノピオJに雪玉を当てたー!」
会場からは再び歓声。
「よし!」
クリ「こりゃワンチャンあるぞ!」
その後も攻防を繰り広げるも、青キノエンペラーズは7、8人の残機を1つ減らされただけで、クリボージャーは今やクリボー、こでかクリボー、マメクリボー、カキボー(本体)の4名のみ。いずれも残機1だ。
クリ「くう~、このまま負けてたまるかあ~!」
青キノピオI「いいぞ、その意気だ!」
クリボーが思いっきりジャンプ。5つもの雪玉をくわえている。
「クリボースピン雪玉乱れ撃ち~!」
前衛の青キノピオFにそのうち1つの雪玉が激突。
こでか「叩き込め!」
こでかクリボーと、その後ろに隠れていたマメクリボー、カキボーも雪玉をこれでもかと投げまくる。
「青キノピコ、脱落だー!」 
青キノピオJ「優勢だが気を抜くな!」
敵チームも気合いを入れ直している。溜めていた雪玉を放出。猛攻にクリボージャーはフィールドの端まで追いつめられる。
「カキボー、ヒット!残り3人!」
マメ「僕がきづかれないように近づく!」
単身突っ込む、しかしいくら体が小さくとも相手の狙いは正確。
「残り2人!」
「クリボー、最後の抵抗だ!いくぜ!」
「おう!」
目の前に大量の雪玉。
「諦めねーぞー!」
青キノピオJ「よけた!?」
クリこでか「全力ダブル雪玉シュートー!」
「青キノピオH、Iにヒットー!」
青キノピオJ「強くなったな。楽しかったぜ!」
クリボーとこでかクリボー、ヒット。
「ゲームセット!優勝は、青キノエンペラーズ!7連覇だー!」

会場外にて
マメ「ありがとう。青キノエンペラーズ!」
青キノピオI「まさか兄貴が雪玉を当てられるとはね。やるじゃん!」
こでか「ま、この小説の主役だからな。」
青キノピオJ「来年もぜひ来てくれよ!」
クリ「ああ!連勝は止めてやるぜ!」
雪上の格闘技は、雪をも溶かす熱い友情の誕生とともに幕を閉じた。

                    ー番外編終わりー

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