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163.クリボージャー、そしてゲームレンジャーへ
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158 :ハイパーキングクリボー
2021/03/01(月) 15:38:01
そして、クリボージャーが同行を始めた2日目の夜━━━
クリ「...雨?」
突然の雨。そしてそれはクリボーたちが歩く先ではさらに強く、風が吹き雷まで鳴っている。
カキ「ゲタは表だったのに」
パタ「やることが古い!」
クッパJr「まだ雨なのか...」
「まだ?」
「ボクがここを出る時も雨だった。そもそもここ数日ずっと雨で...」
クリボージャーはそのまま歩き続ける。しばらく歩くと見えてきたのはクッパ城。のはずだったのだが...
クリ「えっ、これがクッパ城!?」
大荒れの天気の中、おどろおどろしい雰囲気を出しながらそびえ立つクッパ城。前までは火山が囲むなか君臨する、という印象だったが、今は闇世界の中で何かに憑依されたように見えた。
クリボーたちはその様を見て口がポカンと開いてしまっている。
こでか「オイオイ、何がどーなってんだよ...」
パタ「Jr、クッパは中か?」
「たぶん...」
次の瞬間、何者かが火山が噴火したようは音を建てて城から真上に飛び出し、クリボーたちの目の前に轟音、炎、そして衝撃波とともに着地した。
クリ「わー!何、何!?」
「パパーーー!」
土煙と炎が晴れ、姿を表したのは、赤黒い見た目になったクッパだった。
分かりにくいとは思うが、マリオカート8のクッパキャッスルに出てくる岩のクッパに近い。
クリボーたちが困惑するのをよそに、クッパがいきなりJrに向かって炎を噴射。広範囲に渦を巻く炎だ。
クラウンに乗っていて身軽なクッパJrはなんとか逃げた。
パタ「なんだあの炎!」
タワー妹「しかもJrを狙ったよ!?」
こでか「オイJr!なんでクッパはあんなことになってんだ!?」
「わかんない!でも、パパがおかしくなった日は、火山が噴火して、青い炎が出てたんだ!」
クリ岡「青い炎ですか!?どういうことなんだろう...」
クリ「まあクッパを止めようぜ!火山もその後でなんとかする!」
「オッケー!」
クッパは殺気を感じとったのか、今度はクリボージャーを狙って炎を噴く。
「エイト・オブ・クリファイア!」
熱い炎がぶつかり合うが、やがてクリボーたちの炎がクッパの炎を外から包み込み、まとめてクッパにぶつかる。
「ギャアアアー!!」
クリ「よし、この調子だ!」
クッパの狙いを分散させるため、8人は一旦散る。
「タックル!」
「カキピーシャワー超激辛!」
「タワーコンボ!」
いつもよりも怖い目でクリボーたちを睨むクッパ。
Jrは呆然とその様子に見入っていた。
クッパも次々に炎を噴く。クリボーたちはそれをよけつつ、隙を見て攻撃していた。
パタ「この炎あっぶねえ!ドロップキック!」
後頭部に一撃。クッパが振り向いた瞬間に後方から
「栗砲!」
「クリボースピン!」
「グルルー...」
クッパも8人のクリボーに囲まれながら抵抗する。まるでライオンに群がられるゾウのようだった。
いままでただ立ち尽くし、見ていただけだったJrがついに動く。
「みんなやめてくれー!」
クッパの目の前で立ちはだかる。顔はいつになく必死だ。
「Jr!?何を...」
だが後ろのクッパは拳を振り上げている。
こでか「! Jrよけろ!」
クッパJrが気がついた時には既に遅かった。
太い腕でクッパJrの顔目掛けて殴打。クラウンごと地面を擦りながら吹っ飛んでいった。
マメタワー兄妹「大丈夫!?」
3人が戦線から離脱。
クリ「マメクリボーたちは仕方ない。俺らはクッパに集中して...」
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