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171.ゲラフィ生物学会
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17 :迅
2021/02/14(日) 11:22:36

 急遽始まるゲラフィ生物学会座談会。その記念すべき第一弾は、元祖古生代最古の時代・カンブリア紀について解説いたします



 じゃあまず「カンブリア紀ってなんぞや?」って人の為にも、カンブリア紀とは何かを文字通り『ざっくり』説明していきます。
 『カンブリア紀』とはまだ地球上が海に覆われていた頃、カンブリア大爆発によって多種多様な生物が一気に現れ始めた時代であり、従来での古生代最古の時代とされている。
 また、当時は化石でしか地層を判別する方法がなかった為、それ以前の地層は『カンブリア紀以前』としか言いようが無く、先カンブリア時代の名前の由来となっています。



 〜カンブリア紀に発生した生物〜
 カンブリア紀は甲殻類や藻類など、現代の生態系の礎となる生物が大量に発生した時代であり、アノマロカリスや三葉虫もその一種。中でもアノマロカリスは後世のオルドビス紀やデボン紀にも同系統の生物を輩出しており、まさに当時の生態系の頂点とも言えます。
 それと同時に、カンブリア紀はピカイアのような頭索類やハルキゲニアと言った葉足動物が産まれた時代でもあり、現代に比べやや実験的な要素も多々存在し、現生生物のベースとなる『門』が選別されていた側面もある。※これは個人の見解ですので、あまり間に受けないで下さい。因みにハルキゲニアなど葉足動物は現代では絶滅しているものの、有爪動物の近縁ではないかと考えられています。

 〜三葉虫の捕食痕の正体〜
 三葉虫の捕食痕、これってアノマロカリスのなんじゃないの?と一時期巷で話題になりましたが、ハッキリ言うとこれは「否」です。
 三葉虫の堅固な殻を食い破るとなれば相当な咬合力が要され、仮に食い破れたとしても殻の鋭い破片によって口内に傷が付くものです。
 しかし、アノマロカリスの化石からはそれらの特徴的痕跡は一切発見されず、なによりアノマロカリスの歯は三葉虫の殻を食い破れるほどの強度はなかったとされています。
 (その証拠として三葉虫の捕食痕の正体はフルディアの物であると判明している)




 前半はここまでにして、後半ではカンブリア紀に棲息していた生物の紹介、ならびにそれらに関する個人的見解を交えた考察をして行きます

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