154 :暇人大魔王
2022/03/29(火) 21:07:52
春の小説
━━━これは、
進○ゼミの漫画の話を
できるだけ再現しようと
作者が頑張って作った、
1つの物語である━━━
「ナイスシュート!」
俺は山田タケル(高2)
高校でバスケ部に所属している。3年生が引退してようやくレギュラーを勝ち取ることができて、練習に打ち込んだ結果、順調に戦績を収めている。
部活仲間「お前最近調子いんじゃね?」
「え?そうかなー」
「この間の試合でもスリー4本決めてたし、絶好調じゃんか~」
「ありがとっ」
だが、そんな俺には悩みがあった。
「タケル、おつかれ!」
練習を終えた俺にタオルと水筒を手渡してくれたこの人は、幼なじみのカナ。バスケ部のマネージャーをしている。
「今日もシュート安定してるし、パス回しも的確。やるわね。」
とは言うものの目は明らかにとても褒めてる時の目じゃない。
「で?ちゃんと勉強してんの?もうすぐ3年になるけど」
「おせっかいだな~...」
「おせっかいだな~じゃないでしょ?テストの度に暗ーい顔してるじゃない!帰ってきた英語のテスト、どうだったの?」
「...72点だよ、ハァ~...」
ぐいぐい来る姿勢と自身の結果、Wでため息の原因になった。
「模試も難しくなってきたしさ...本音を言うと全然大丈夫じゃないよ」
「数学や英語は計算力や早い読解力が求められるし、社会では資料の読み取り、理科は実験からの問題が増えている。難しく感じるのも当然...」
「でも...俺、A大学に合格したいんだ。先輩もA大学に進学してて楽しそうだし...A大学はバスケの強豪ko」
「よく言ったーっ!」
いきなり話を遮ってきた。
「!?」
ゼロ距離まで顔を近づけてきたカナの目はキラッキラだ。
「近い近い...」
「いいぞ、その気持ち!受験までまだ1年ある!」
「でもさあ、模試は難化傾向...カナは模試どうなの?」
「ふっふっふー...」
自信満々に模試の結果のシートを見せつけた。
「ついに全教科8割台を達成したよっっ!」
「えー!??去年まで俺とどっこいどっこいの成績だったよな!?なんで?」
「 “進○ゼミ“ で模試の対策をバッチリやったんだよ!」
「進○ゼミ?」
「そう!進○ゼミなら、最新の模試の傾向をバッチリ掴めるんだ!新傾向の問題にも、実戦に近い演習で取り組めるよ!」
「そりゃあ模試で高得点が狙える訳か!」
「しかも、授業動画もスマホでいつでも何回でも見れる!苦手な分野に集中した問題集を取り寄せることもできちゃうんだよ!」
「自分に合った学習法ができるんだね!」
「そういうことっ!」
「でも、カナは1年生からやってるんでしょ?今からで間に合うかな...」
「心配なーい!」
「今なら、春休みの間に高1、高2の総復習ができる!終業式の日までに申し込めば、リスニングの特訓までできるんだ!高3前の春、今がチャンス!」
「おおー!これはすぐに申し込まないと!」
「4月からまた、高校最後の部活動にも打ち込めるしね!」
「おうっ!」
こうして、俺は春休み特講に申し込んだ。最新の模試のスタイルも徹底的に対策できて、高3最初の模試ではC判定まで成績を上げることができた。
「タケル!ナイスシュート!」
さらに、俺たちのバスケ部は、県大会で優勝!部活動も、最高の形で終えることができた。
受験当日も、新傾向の問題に落ち着いて対応できた。
「あ、これ、ゼミでやったところだ!」
夜、カナから電話がかかってきた。
「タケル、共通テどうだった?」
「おう、バッチリ!」
そして、2023年、3月━━━
A大学、正面玄関。桜の舞う中、たくさんの人だかりだ。
「10001番、10001番...」
タケルは真剣に合格者番号の詰まったボードを見つめる。
「あ...あった!」
俺は━━━念願のA大学に合格できた。
今からでも間に合う!この春、キミに総復習のチャンスが来る!
さあ、次はキミの番だ!
━━━ fin ━━━