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193.『戦隊学園』制作スタジオ
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2021/06/15(火) 21:32:27
「反撃開始ってぇ、何のことぉ?」
真っ黒い地面の上にミルキーメイが立っていた。
カラフルなフェイスペイントの施された不気味な顔面。
「七海ちん、あんまりいい加減なこと言ってると、そろそろ・・・怒るよ?」
ミルキーメイの背後から膨大な芽衣が千羽鶴のように飛翔した。
「公一、変身しよう!」
「う、うん!」
「変身!!」
私は白、公一は緑の戦士となる。
「キララベール!」
私はタクトを短剣のように突き刺す。光の壁が現れ、私たちに飛び掛かってくる芽衣たちをバラバラにした。
「あなたも戦って!」
「ダメや、忍器なんも持ってへん!」
「そのお守り貸して!」
私は公一のkougaをひったくると、刃にタクトを突き付け唱えた。
「フィクス!」
kougaの折れた部分がキラキラと光りながら鋭く伸び、元通りに修復された。
だがそれは同時に、タクトで展開していた壁の効力を消してしまった。幾千もの芽衣が私たちに飛び掛かる。
「やばいっ」
「点!」
公一が刀で芽衣の顔面を抉った。
芽衣は「イタァイ!」と叫んで鮮血を吹き出す。
「横!」
続いて刀を真一文字に振り後続の芽衣を薙ぎ払う。
芽衣たちはお構いなしに、飛び出してくる3D映画のように束になってこちらに突っ込んで来た。
「縦!」
更に縦に振り降ろす。芽衣たちは1枚、2枚と引き裂かれて行く。
「うおお!」公一は刀を強く握り決して手放さない。芽衣たちの戦列は1人残らず待っ二つに千切れて散った。
「やればできるじゃん公一。」
「うざいよぉ。フィクス!」
ミルキーメイは私と同じ魔術を行使した。
右半身だけの芽衣には左半身が、左半身だけの芽衣には右半身が補完され、総数は二倍となる。
「人形を攻撃しても無駄、クレッセントムーン!」
私はミルキーメイに直接攻撃した。
「ざーんねーんブラックアウト!!」
暗黒が私を襲った。
私の身体からカラーが引き剥がされる。私も公一も変身を解かれ仰臥する。芽衣たちが蝿の大群のように私たちに群がる。
「引き裂け、殺せ。」
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