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193.『戦隊学園』制作スタジオ
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2021/06/15(火) 21:36:37
「ハッキヨイ!」
大柄な黄色の戦士となった豚之助。
「のこった!」
立ち合いのかち上げは凄まじい衝撃だ。
芽衣たちは結合し大きな芽衣となり、豚之助と四つに組む。
「ブヒ~!女の子と相撲を取るのは初めてブヒ。がぶり寄り!」
豚之助は大きな体をゆさゆさと揺らし、芽衣を追いつめていく。
「寄り切り~!」
「何言ってんの。これは相撲じゃないでしょ。」
冷静に指摘するのはピンクの戦士、佐奈。
ダダダという音、薬莢がカランカランと落ちる。
小柄な体に似合わぬ大きなマシンガンで豚之助と組んでいた芽衣を蜂の巣にした。
「永字八法!」
公一はkougaを振り芽衣たちを細断。
「これも使ってみて!」
楓が何か星形の物を手渡した。
「な、なんや?」
「ヒトデ手裏剣!」
それは黄色いヒトデだった。うにょうにょと動いている。
「き、きしょいでそれ!!」
「かわいいヒトデにきしょいとか言わないで!使ってみてほら!」
「かわいいヒトデを武器に使うのはどうなん?」
公一はビビりながらもヒトデを掴み、芽衣に照準を合わせ打った。
「でえい!」
ヒトデはくるくると宙を飛びながら鋭く変わり、芽衣の顔面にクリーンヒット。芽衣は血を吹いて倒れた。
「よっしゃ!はじめて当たった!」
私、七海は白い戦士となり、まっすぐにミルキーメイの首を取りに走った。
「ブラックアウト。」
「ホワイトアウト!」
ミルキーメイの暗黒に私のヒカリが立ち向かう。相殺された。
「も~、うざいなぁ。友達ならまとめてじごくに落ちてもいいよねぇ!」
ミルキーメイの身体が発光し始めた。
何か、強烈な一撃が来ることが予期された。
「伏せて!!」
「ギロチン・ショック」
私は素早く身をかがめた。直後周りに居た全員が首を刎ねられた。
だが間一髪のところで私の叫びは届いたらしい。
楓・公一・佐奈・豚之助は縮こまってこの悪辣なる魔法を回避した。周りを群れていた芽衣たちの首だけが嫌な音と共に飛んだ。
「この攻撃が、レジェンドレンジャーを全滅させたんだ。あなたは、どれだけ、真っ黒なの――」
ミルキーメイの顔が歪む。
「アタシは真っ黒じゃないぃぃいいいい!!」
その言葉とは反対に、彼女の身体はどす黒く染まり膨れ上がる。
彼女は少女の顔を捨て、醜いバケモノとなった。
「アタシはいじめられた。アンタに真っ黒って言われて、そのせいでみんなから気味悪がられたの。悪いのはどっち?七海ちん」
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