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193.『戦隊学園』制作スタジオ
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2021/06/04(金) 22:57:44
レジェンドレンジャーの他の4人たちは、完全に蚊帳の外に締め出され、ポカンとしていた。
だが志布羅一郎だけは豪胆に笑った。
「奇想天外だね!何故この状況で!」
私自身わけがわからなかった。どうしてあのような言葉を発するに至ったのか。
私はまだ先生のことを何も知らない。その片鱗に触れただけだ。
私の知らない過去、あやまち、コンプレックス、様々な面を持ち合わせているに違いない。
それでも今は。
少なくとも現時点での、私の純粋な気持ちを知っていてほしかった。
「だ、だから!行きたいんです食事。ふ、2人で・・・」
私の白い頬は赤く染まっていただろう。
「オーケーわかった。任務が終わったら、美味しいご飯を食べよう。」
「や、やった!」
私は柄にもなく浮かれてステップを踏んでしまった。
軽率な行動だった。
「駄目だ!」とブルー。
私が蹴り上げた礫がコロコロと坂を転がり落ち、兵士の1体に、命中した。
バツンッと、何か大きなスイッチを押すような音が響いた。
「攻撃されたと判断したようだ。」
「う、うそ!」
見ると眼下の兵士たちが一斉に行進を始めた。こちらに向かいゆっくりと坂を上って来る。
更にはビル群の1つから青白いレーザーが放たれた。
志布羅一郎は言った。
「約束だ。まずは敵を片付けるぞ。」
私はガクセイ証、先生たちはブレスレットに呪文を吹き込み、瞬時に変身する。
「変身!!」
「レジェンドレンジャー!!」
この間約1秒。
レジェンドグリーンが巨大なシンバルを叩く。ジャァンという轟音がレーザーを霧散させた。
「Forward March!」
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