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212.小さな殺し屋さん
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12 :ねむねむ
2021/09/25(土) 10:46:26

第六話 ごめんなさいと、ありがとう。

宮崎倉庫につくと、そこではすでに死闘が始まっていた。
少女1人VS屈強の大人50人近く。
しかし実力の差は明らかだった。
月明かりの下で返り血を全身に浴びながら戦う少女は、むしろ美しかった。
すぐに50人あまりの男たちは死体と化した。
その中にはきっと、拷問師もいたのだろう。
それでもなお、少女は泣いていた。
「こんなことしても意味はない……私のお母さんとお父さんは帰ってこない……」
俺は思わず言ってしまった。
「ああ、そうだな。」
「だれ!?」
少女が瞬く間に殺意をみなぎらせる。
俺は低い声で言った。
「俺は、お前に愛する人を殺されたものだよ。」
少女が息をのむ。大きく見開いた目から、涙をさらにあふれさせる。
俺はさらに言った。
「お前と一緒だ。お前と同じように愛する人を突然奪われた。
 家に帰ったら、血だまりができていた。驚いたよ。まさか、ってな。
 悪い予感は的中した。血だまりの中に、俺の愛する人はいた。
 その日は、婚姻届けを出す予定の日だったんだ。
 お前のせいでっ!!俺の幸せな日になるはずの一日が、絶望の日に変わったんだ!!!」

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