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183 :げらっち
2023/08/01(火) 23:29:29
最近の相撲界は、腑抜けとる。
勿論、最近の相撲も、魅力が一切ない訳ではない。
豊昇龍や伯桜鵬など、期待できる力士はまあまあ居る。
それでも、かつてのような「絶対的な大横綱」が居ないというのも、また事実。
千代の富士から貴乃花に、貴乃花から朝青龍に、朝青龍から白鵬に…と、大横綱はバトンタッチをしていった。今の相撲界を託せる人は居るだろうか。
私が大好きな横綱は朝青龍。
賛否両論の存在だったとはいえ、驚異的な勝負勘と気迫、抜群の存在感と憎めない人柄で、なんだかんだ言って愛されていた。サービス精神旺盛で、良くも悪くも目立っており、相撲界を盛り上げた。
朝青龍アンチという人たちは朝青龍が辞めた後に相撲を見なくなった、という話をよく聞く。
朝青龍が引退すると、その最大のライバルだった白鵬が一人横綱になり、彼の独壇場になった。
白鵬がほぼ全ての記録を塗り替えたのはすさまじい事、称えるべき事だが、それが見ていて面白いかというと微妙な所で、朝青龍引退後に白鵬のワンマンショーとなった時代は最も客足が遠のいた暗黒期になってしまった(この時期は八百長云々もアリ…)。
やはり実力が拮抗している者同士が戦うから面白いのではないか。肩を並べるライバルが居なかったというのは恵まれなかったこととも言える。
日馬富士は頭から突っ込んでいく全身全霊の取り口で、独走する白鵬に土を付けられる数少ない存在だったが、序盤に星を取りこぼすことが多く、優勝回数では白鵬に大差を付けられた。
鶴竜はどんな相撲でもコピーしてしまう流れるような取り口で様々な型を身に付けたが、及び腰な面があり、すぐに引いて土俵を割ってしまうことが多かった。
稀勢の里は、ハッキリ言って横綱レベルの存在では無かった。白鵬にたまに土を付ける名物大関、という立ち位置が関の山だったのだ。横綱に仕立て上げられた彼は転落人生を歩んだ…
恐ろしく強い把瑠都。彼は相撲取りというより格闘家であり、筋力だけで勝ってしまう。強引さがたたりすぐに怪我をし、短命に終わった。勿体ない。
後継者(?)の照ノ富士。白鵬と組み合って対抗できる唯一の存在で大器だが、膝の怪我に苦しみ、先は長そうにない。
朝青龍引退後の白鵬にはライバルらしいライバルが居なかった…
白鵬はもろ手を応援できる存在かというと難しい。
横綱相撲は本来、「受け」の相撲がその真骨頂とされる。しかし私は、別にそれにこだわる必要は無いと思う。強ければいいと思う。
朝青龍は持ち前の筋力と多彩な技のスピード相撲で、「攻め」の究極系を作った。これを計算ではなく、相撲勘による瞬発力でやっていたというのだから彼は相撲の天才だ。
白鵬は、強引だ。基本的に1つの型しかない。立ち合いで相手をボコボコにし力押しするという「必勝パターン」。全ての相手に対し無理矢理この型に押し込んで対処するというゴリ押し戦法だ。時にはこの一撃で相手を脳震盪にさせたり、流血させたりした。
強ければそれでいい。と私は思う。立ち合いの変化もギリで許せる。白鵬が何故か忌み嫌っていた栃煌山への子馬鹿にしたような猫騙し。うん。別にいい。ガッツポーズをしてもええじゃないか。
どうしても許せないのは、優勝インタビュー、駄目押し、審判への苦言の3つだ。
優勝インタビューでは何を勘違いしているのか、お寒いギャグを連発したり、万歳三唱や三本締めを求めた。これは見ていて風邪をひいてしまうくらいお寒かったので、許すことはできない。
もっと許せないのは駄目押し。強引な相撲で勝つこと自体は許せても、勝った後に殴っているのは、単なる暴行であり、逮捕されてもおかしくない。しかも常習犯。何なのか。これが致命傷になり故障する力士が居なかったのは不幸中の幸いだが、もし故障していたらどう責任を取るつもりだったのか…
そして最も許せないのは、審判への苦言である。負けると審判に文句を言う。ハッキリ言って、スポーツマン失格です。見苦しい。そうまでして勝ちたいのか、と、寒いを通り越して怖くなってくる…
引退間近でもオリンピックに乱入したりと傍若無人ぶりは続いた。
それでも白鵬が現役だった頃はまだ良かったのだ。
今は残りカスの状態であり、照ノ富士が引退した場合、史上初の横綱全滅、という惨事に陥る。黒歴史はここからだ。。。
以上のように白鵬は朝青龍の足下に及ばないくらい、力士として醜いことをやりまくってしまったのだが、師匠としての手腕には、目を見張るものがある。現時点で炎鵬、北青鵬、伯桜鵬、輝鵬、天照鵬と5人もの関取を抱えているのだ。しかもそのほとんどが有力株。人を見る目があるんだね。
彼が師匠として第二の相撲人生を送り、大関を、ひいては横綱を育て、未来の相撲界を活性化させてくれることを期待したい。
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