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253.バカセカ番外編スレ
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73 :げらっち
2022/10/29(土) 15:41:15
「ねえ。あなたたち、もしかして……」
『お前も同じだ。』
彼らが、話し掛けてきた。
「え?」
『お前も、自殺した。』
「ええ??」
心外だ。私は自殺などしていない。
『自殺は大罪です。命を自ら断つような不敬な奴はタマシイも記憶も失い、生命の輪から消滅する。』
え。
「え、や、やだ!!!」
嘘でしょ?
生命の輪から消滅する、つまりセカイから出ても、生き返れないってこと?
『あなたは、命を粗末にした。あたしたちといっしょ。』
「違う!!私は生きたい!!最低なあの女、ルルの罪の尻拭いに生まされただけなんだよ!この糞ッタレのセカイから出た後に、ちゃんと、生まれるんだから!!!」
はっ。
これじゃあ、あの時のルルの言い分とおんなじだ。
リセマラができるからと、自分の命を軽んじた。
あのだいっきらいな母と、同じ道を!!!!
私は命を大切に……
してない。
『おいで。』
『おいで。』
『僕たちといっしょになろう。』
円錐から、顔だらけの腕が伸びてきた。
いやだ。いやだ。いっしょにしないで。幾万の自殺した連中と、ミキサーにかけられて、永遠に退屈なセカイで、拐した人を迷路で遊ばせるだけを楽しみに、宇宙のオワリまで過ごすのは、イヤダ。もう罰なんて御免だ。一度でいいからちゃんと生きたいんだ!
『きて。』
「待って!!」
私は全力で、自分の死体へと飛んだ。あの肉体に入れば、蘇れる。最悪の肉体でも生きていれば良い、この悪夢が醒めるならば。
でも、どうしても近づけなかった。体が、無い筈の体が、しっかりと掴まれて、もがいてももがいても、逆に浮かび上がって、私は円錐の中に、曳き込まれていく。
「やだあああああああああ!!!!」
私のタマシイは、闇にのまれた。
『もう戻れないよ。』
『時間切れだよ。』
もう永遠に、ジカンギレだ。
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