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253.バカセカ番外編スレ
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85 :げらっち
2022/11/10(木) 21:46:19
もし壱世界の神の設定だとしたら、様々な世界から自殺者の魂が送られていることに説明が付かない。
これは神が定めた設定ではない。
あらゆる世界に存在する「生命」そのものが定めたんだ!
神が生命を配役し、起から結までを支配し、台本通りに寸分の狂いもなく進める世界。
神が生命をばらまき、放任にして、生命自身が主体性と多様性を持って発展していくのを眺めている世界。
神が生命の基礎データをプログラミングし、キャスストーンというバックアップシステムで何度も何度も世界を書き換え、キャスストーン自身が生命になり神になり代々受け継がれてきた世界。
怠惰な神が生命の設定だけを作り、管理も観察もせずに投げ出してしまう、未来を放棄した世界。
どんな世界でも、「生命」が存在する。
神がルールを定める以前に、「生命」には本質があり、共通認識があり、暗黙の了解がある。
それが「生命を粗末にしてはいけない」ということなんだ!
他殺は、起こり得るものだ。
むしろ、それ無くしては生きられない。生命は他の生命を殺し、吸収し、成長し、子孫を残していく。
人間とて変わらない。肉を食べ、野菜を食べる。
しかし、自殺は違う。
人間は知能をレベラゲし過ぎたせいで、文化を覚え、嗜好を具え、嗜虐を具え、罪悪を鑑みて、本来は包括的に生命が目指すべきではないところ、「己の死」に、救いと憧れ、逃避と目的を見るようになった。
もし神の押し付けルールなら、神に成り上がった私が上書きすることができる。
でも抑々発令者が神でないなら、私の力は及ばない。神の力は及ばない。
生命そのものの本質を、変えなくては。
私は辺りをぐるんと見まわした。
闇、闇、闇。
慟哭、慟哭、慟哭。
黒い流れが、循環していく。生命のループみたいに。
そうだ、いいことを思いついた。
魂たちを救う方法。
リリの未来を、取り戻す方法。
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