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265.VigilanteーThe Masked Riderー
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29 :迅
2022/05/04(水) 14:36:55
「言っちまえば、戦隊は仮面ライダーのパク───リとまでは行かないが、まぁ似てはいるな」
神谷教諭は本心を言いかけるが、何処からか放たれたキツい視線に気付いたのか、そっとオブラートに包み込む。
斗真はその視線を追ってみると、彼の目線の先には、黒髪ロングのお嬢様然とした女子生徒が座っていた。その周りを囲むに座っているのは、彼女の親衛隊か何かだろう。
そこで彼は察する。
───あの女は、アイツと、天堂誠同じ類の人間だ。
関わらないに越した事はないだろう。自ら進んで藪を突かなければ、蛇が出る事も鬼が出る事もないのだから。
どうやら彼方もこっちの視線に気づいたようで、刃物のような鋭い視線を向けて来る。目が合う寸前に目を逸らしたが、仮に逸らさなかったらどうなっていたのか気にならない訳でもない。
あの雰囲気を見るに、彼女も戦隊関係者なのだろう。
そうでなければ、余程熱狂的……いや、狂信的なファンでもない限り、戦隊に対する悪言に怒りを覚える理由がない。
それを察したのは神谷教諭も同じようで、上手く話題を切り替えた。
「現代社会では、国防を始めに医療や建築、司法関係など、様々な分野を戦隊が取り仕切っている。前に言った『戦隊至上主義』の賜物だ。同時に、これは戦隊以外のヒーローの存在の全てを否定する思想であり───」
神谷教諭は今までと変わらない無感情な声色で言う。
だが、その判断は正解だ。戦隊関係者がいる場所で、変な事を言ったらどうなるか分かったものじゃない。
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