スレ一覧
┗
265.VigilanteーThe Masked Riderー
┗9
9 :迅
2022/04/10(日) 20:27:54
「えーと、1組1組……」
青年・緋月斗真は、受験票を片手に自身が所属するクラスを探していた。
この院丁第二高校は成績だけで言えば極々平凡だが、全国的な数値で見るとかなり高い名門校とされている。
一体、どこがどう言う理由で名門扱いなのかは謎だが。
「おい」
すると、背後から声をかけられる。
声の方に振り向くと、黒縁眼鏡をかけた如何にも『私はエリートです』感が満載な男が立っていた。正直、この手の手合いに関わると碌なことが無いのは分かりきっている為、斗真は見なかったフリをして歩き出す。
が
「おい待て、この僕が声をかけてやったんだぞ?」
超上から目線な言葉と共に肩を掴まれ、強制的に振り向かされる。
お?何だ喧嘩か?喧嘩なら買うぞコラ。
しかし、人が多いこの場所で騒ぎを起こそうものなら、確実に生徒指導室と言う名の地獄へゴートゥーヘルされる。
入学初日に生徒指導部に行こうものなら、確実に全校生徒からの笑い者にされる。間違いなくされる。
それだけは絶対に避けたい。
「はぁーーーーー……朝っぱらからなんすか?」
[
返信][
編集]
[
管理事務所]