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┗318.【Minecraft二次創作】創作と模倣(1-20/28)
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1 :Abeeeeta
2022/10/12(水) 00:30:30
どうもAbeeeetaと申します。今回このスレにてマイクラ二次創作、創作と模倣 を書かせて頂きます。初スレ建てかつここでの小説は初めてとなりますがあたたかく見守って頂ければ幸いです。
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2 :Abeeeeta
2022/10/12(水) 01:02:53
創作と模倣 -1-
広大な世界。その全貌と比べれば、とてもちっぽけではあるものの、それでも広い草原のど真ん中。青々とした草がそよ風になびく中、1人の小柄な少年が歩みを進めていた。彼は不意に辺りを見回し、樫の木を見つけると小走りに影の下に入り込んだ。
「ふぅ……長い距離を歩くのって大変だってことを思い出させてくれるよな、旅って。日差しがキツいし、さっきなんて山の尾根を超えなきゃならなかったし。」
そういうと少年は、どこからか水の入ったガラス瓶を取り出し、栓を開ける。
「……ぷはぁっ。やっぱ水を沢山持ってきて正解だったな。ここの所晴れ続きで、すぐ喉が渇くしなぁ。」
水を一気に飲み干し、額に光る汗を拭う。この少年、名前をメイゾという。彼はとある草原の一角にある閑静な村に生まれ、そこの一員として生活を送っている。今は、最近モノ不足の村の為、他の村を探し、行商をする旅の途中である。
「さて、そろそろ出発するか。サボってることがバレたら村の爺さんらになんか文句つけられそうだしな……」
先程は長旅への愚痴を吐いていたメイゾだが、実は働くことは大好き。だがそれを知られるのが嫌なのか、持っていた空き瓶をどこかに仕舞うと、村の年長者たちを思い浮かべ、早めに再出発することにした。……周りには誰もいないので、メイゾが働き者だと知れ渡ることも無いのに。
それからまた長い道のりを、誰に聞かせるでもなく文句をたれ、しかし楽しそうに歩くこと数時間。西の空が茜色に染る頃……
「……見つけたッ!!俺達以外の人が作った村だ!!」
メイゾは念願の村を発見したのである。
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3 :げらっち
2022/10/12(水) 01:29:19
捜索は模倣から。気になる題名ですな。
働き者なのにそれを隠そうとしているという設定が新しい…
まだかなり短いので、感想はこれくらいですかな。
楽しみにしておりますよ。
【誤字報告】
当たり→辺り
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4 :Abeeeeta
2022/10/12(水) 07:42:43
>>3 感想、誤字報告ありがとうございます!!
設定としてやはり珍しいんでしょうか。珍しい故に詰まらないよう努力せねば……
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5 :げらっち
2022/10/13(木) 22:08:44
続きはどうなるのですかな~?
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6 :Abeeeeta
2022/10/15(土) 00:50:14
>>5 そうですね……そこまで先のことはまだ決めきれていません。が、タイトルの「創作」と並ぶものが相反するものとして思い浮かぶ「破壊」などではない理由程は考えておりますよ〜。これを考察して頂いて少しでも楽しんで頂けたら幸いだなぁ…と。
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7 :げらっち
2022/10/15(土) 00:51:10
模倣は創作の基礎となる物ですからなあ。
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8 :げらっち
2022/10/19(水) 19:45:33
続きはどうなる…?
本部新スレができたよ~来てね~>>>307
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9 :黒帽子
2022/10/19(水) 19:47:57
Abeeeeta先生の次回作にご期待ください
創作と模倣・完
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10 :ベリー
2022/10/19(水) 19:55:29
>>9
完(打ち切り)
アベさんもう来そうに無い…ですかね 自分が誘ったのに申し訳ない…
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11 :Abeeeeta
2022/10/19(水) 22:10:20
すいませんほんま低浮上で…長い目でお待ちください。あと2話(予定ぶっ飛んだんでさらにお待ちを((()
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12 :げらっち
2023/01/28(土) 12:48:58
上げて待機
あと2話か…!
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13 :Abeeeta
2023/01/28(土) 18:08:13
>>12
あと、2話の区切りミスですね。(ゴメンナサイ)
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14 :Abeeeta
2023/01/29(日) 00:02:24
創作と模倣 -2-
メイゾは辿り着いた村で宿をとって一泊し、運んできた品物を売る為に村の市場を兼ねる広場を訪れていた。いつもは手ぶらだが、今日は大きな背嚢に荷物をパンパンに詰め込んでいる。経験上、このほうが行商であることが伝わりやすくて何かと便利なのだ。
行商の許可をもらいに村長を訪ねたところ、『おお、もちろん構いませんとも。有難いことですわい。そうだ、明日は丁度朝市が開かれるのです。旅のお方さえよろしければ、是非ともその場で商ってくだされ』と、穏やかに笑って了承をもらえた。
そして、村長の言葉通り朝市が開かれているようで、太陽が顔を出して間もないというのに、広場は村人たちでにぎわっており、小さくもカラフルな露店がいくつも並んでいる。
「活気があって楽しそうだな…取り敢えず買取してもらえそうな人を探そう。すみません、ちょっとお聞きしたいんすけど」
メイゾは近くにいた大柄な男性に話しかけた。所々煤けた黒い前掛けをしているところを見るに、鉄を打つ職に就いているのだろうか。
「お、どうしたあんちゃん。見たところ行商みてぇだが…まぁ買取をしてる店を探してる、って所だろ」
「はい、そうです。どこにあるんですか?」
男性は広場の中央部に生えている木を指さす。枝葉は茂り、幹はどっしりと太い。村のシンボルだろうか。
「そうだな、広場のど真ん中に木が植わってるだろ?あの木の根元にあるんだが、反対側だし見えねぇか。ま、行けば分かるだろうさ。緑色の旗が掲げられてるからよ」
「有難うございます、助かりました。では俺は、そっちを見てきますね」
「おう、良いってことよ。そうだ、あんちゃん後でウチの鍛冶屋に寄ってかねぇか?道具の手入れからオーダーメイドまで、何でもやるぜ。他所からのお客は珍しいから、勉強させてもらうぜ」
「それは有難いですね、品物を売り切ったらちょっとお邪魔します」
親切に案内してくれた男性に頭を下げ、メイゾは買取屋に向かった。
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15 :Abeeeta
2023/01/29(日) 00:02:37
ーーー
「いやぁ、しかしいい取引が出来ました、有難うございます。この剣は切れ味もよくなったし、それでいて脆くなってない。まだまだ使い続けられそうだ」
朝市も終わり、太陽が空の天辺で燦燦と輝く頃。鍛冶屋で研ぎ直してもらい、太陽の光を美しく反射し輝く鉄の剣を掲げながらメイゾが言う。
「いえいえ…こちらこそ品質の良いビートルートを沢山卸していただけたので、非常に有難かったですぞ。味もよく、染料として使っても発色がよい。生まれてこのかた、あれ程のものを見たことはほとんどありませんわい。今後ともこちらの村と取引をしていただければ幸いです」
笑顔で返す村長。メイゾの村で育ったビートルートは発色良し、味良し、形良しのまさに特産品ともいえる出来栄えで、買付を担当する目利きの村人も唸るほどだった。
「いいんですか?じゃあ定期的に行商に来させて貰いますね」
「ええ、いつでも歓迎いたしますぞ」
「それは嬉しいな、そうだ。折角だから、次はもっとビートルートを持ってきましょうか」
剣をインベントリに仕舞い、ほくほく顔のメイゾ。それを見て村長は目を細め、
「おや、クラフターの方でしたか。でしたらあまり心配なさることではないかもしれませぬが…最近ならず者に襲われる旅人が多いと聞きます。お気をつけてお帰り下され」
と、忠告の言葉を口にした。
「ご忠告有難うございます、十分注意します。それではまた」
メイゾは村長に手を振って村を後にした。
「いやぁ、しかしいい人達ばっかりだったな…また次の行商の時は他に誰か誘ってみようかな」
村の人々のことを思い出しながら、楽しげに呟く。村からはずっと走っているので、振り返ってみればもう見えなくなっている。
「で、俺の来た道は、っと…もう少し南寄りの道かな」
地図を取り出し、広げて位置を確認する。実は道中書き留めておいたものだが、片手間でも正確に記録できる優れものだ。自分が道中通った道の北側に森があったことを思い出し、軌道修正する。やはり地図があるだけで、旅にかかる速度はずっと短くなるな、などと考えるメイゾ。これなら半日で帰れそうだ、と安心する。夜の旅は危険なので、それを避けられるとなるとやはり自然と安堵する。仮に野宿をすることになってもいいように準備はいつも欠かさないが、やはりしないに越したことはない。夜は様々な脅威が牙を剥く。
「どんなに強くても、夜をなめたら死ぬ、と村の誰だかが言っていたっけ。なるべく慎重に急いで帰るか」
気合を入れ直して駆けだすメイゾ。風を切って軽快に走っているとーーー突然、足元に矢が突き刺さる。矢の刺さり方で飛んできた方向を予想し、剣と盾を構える。今度は包囲するように飛んできた矢を、躱し、盾で受け止め、剣で切り伏せる。森の鬱蒼とした立木の中から射撃されるので、正確な位置がつかみづらい。が、鏃がひとつ、日の光を反射してキラ、と光る。位置が見えないとたかをくくっていたのか、そこから動く気配もない。賊の武器はクロスボウのようだ。便利な武器だが、如何せん装填のスキが大きい。盾を一瞬で仕舞い、鏃を光らせた賊の一人に突進する。相手は油断しきっていたようで、メイゾが近づいて初めて慌てて後退するーーが、遅い。なんというか…まともな訓練すらされていない兵で倒せると思われていたのか、と考えると腹が立ってきた。なるべく小ぶりで、しかし勢いよくを意識し振りかぶる。
「コソコソするなら、バレた時の対策位ちゃんとしとけ、よッ!!」
渾身で振りかざした剣の腹は、クロスボウに衝突しバキバキと音を立て、木っ端微塵に叩き割った。
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16 :Abeeeta
2023/01/29(日) 00:03:24
長くなったので二つに分けて。
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17 :げらっち
2023/01/29(日) 07:25:30
1話と比べると文量もあるし内容もしっかりしている…
村の人たちの優しさも良いし、戦闘描写もシンプルに上手い。
マインクラフトをよく知らないので、語句の説明が欲しかったのと、行商としての腕の見せどころである朝市のシーンがあっても良かったかもしれない。
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18 :ベリー
2023/01/30(月) 01:31:19
感想ってここでも良いですかね……
失礼しまぁす……
-2-から改行多くあって読みやすかったです……!
多分マインクラフトって自由なゲームだから、
二次創作にする必要が無い……とか?
今のところ、創作と模倣もマインクラフトってより、中世ファンタジーの一次創作とそう変わりませんし。
ビートルートや行商や村は現実にありますし、エンドラ、海底遺跡とかも、マイクラじゃなくてもファンタジーとして出せば……と思ってしまう。
きっと、お話進むとマイクラじゃないとダメ! って部分が出てくるんですよね。じゃないと二次創作なんてやらないでしょうし。
無粋なこと言ってすみません。
ちょっと、マイクラ二次創作っぽさが出るのが楽しみです。
最後の戦闘シーン、襲われたって感じなんですかね?
>まともな訓練すらされていない兵で倒せると思われていたの……
となると、誰かが主人公を殺すために仕向けた兵? 兵だし、チンピラ盗賊じゃないですもんね。
というか、創作と模倣 世界に国あるんですかね。『兵』って単語があるってことは、国ありそう?
この世界の『クラフター』の立ち位置はなんだろう。
プレイヤーとか、メタ的存在?
それとも、冒険者的な? そこら辺も楽しみ。です。
今のところ、主人公の目的が明かされるとか、本編に導入ってよりは、プロローグ的な感じですかね。
主人公はマイクラ世界でどう奮闘していくのか楽しみ……
>風を切って警戒に走っている……
警戒→軽快?
誤字か分からないんですけど……
語彙がほんと、あのやばいぐらい無いので、ペラペラ感想になってたらすみません
次更新楽しみにしております……!
感想書きに来ます。
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19 :げらっち
2023/01/30(月) 01:38:25
いつも誤字を指摘されている誤字欲務のベリーさんが誤字を指摘しているとは珍しい!
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20 :ベリー
2023/01/30(月) 01:44:48
ごふっ……(((
いつも誤字してる側なのに、今回はたまたま見つけた……。
とりあえずゲラフィ大司教 誤字欲務(?)から脱却するために頑張るます……
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