Yahoo!ショッピング

スレ一覧
329.沢山の漫画を語りたい
 ┗195

195 :92
2024/09/27(金) 21:43:21

続き

あらすじとしては、魔法が生き物であり、魔力を持つのは女性だけ、という世界で、山で暮らす少年・イチが魔法を狩ったことにより奇跡的に男性の魔女「魔男」になる、って感じ。

1話ではイチの生い立ちと魔男になるまで、2話では世界を深掘りして魔法についての解説、3話では「魔法狩り」が描かれてます。
西先生の設定は魅力的だし宇佐崎先生の作画も綺麗で戦闘シーンも悪くない、というか多分いい方。
でも、ぶっちゃけ私このマンガは読むけど、多分単行本も買うけど、でもグッズとかを追う熱量はない。10巻ぐらいで綺麗に終わって、魔入間に戻ってほしい。

理由として挙げられるのが、まず設定面は詰め込みすぎてる。だからテンポは少し遅め。
魔入間は「魔界」でなんとなく雰囲気が分かるし、序盤は学園ものの側面も強くて、魔界の統治なんかの説明は後でやれるのでまずは学校生活、って感じで進められる。
だから1話で配下を獲得し、2話で使い魔を償還、3話ではクララという爆弾をもう投入する。4話で3人が「トモダチ」になったら5話ではもう他10人のクラスメイトが出てくる。6話ではなんとなくその10人の性格をも掴めてしまう。
つまりものすごいテンポがいい。

そして、「魔男のイチ」は前述の通り3話になりましたが主な登場人物は3.4人。魔入間は3話ではもうプチ悪役が出てきてました。初めて狩った魔法を「悪役」としてみることはできるけれど、魔入間初の「悪」は「ワル」の方がニュアンスとして近いにも関わらず魔男初の悪役よりも悪です。
何故かというと、さっき言ったクララは簡単に言えば「望んだものをなんでも出せる4次元ポケット」を持っている。でもって悪役の彼らはそれのためにクララを利用し、適当にあしらう。それをクララが「遊んでくれる相手」と思っているところ、それでいて自分が利用されていることに気づいているというのが悪として重い。この悪役は主人公がクララを利用することなく遊んで、一緒に楽しんでくれたことによりクララが悪に立ち向かってやられます。これによってクララと主人公が仲良くなるのも描写できる。
魔男は、人間を焼こうとはしていたものの出てきたら軽く説明してすぐ狩られるだけです。とくに主人公と旅するであろう魔女の関係が深まるでもなく。主人公の狩りの技術が披露されたくらいかな。
スケールをデカくしすぎると主人公たちがちっぽけに見えるのかも。
後普通にイチの口調が好みじゃない。好み分かれるだろうけど。

そして次に作画。
魔入間の魅力は入間くん含め悪魔としての欲に溢れた瞳孔ガン開きの表情にもあると思う。だけど魔男はどれだけ瞳孔ガン開きだろうとキラキラが残ってる。魔入間で瞳孔が開いている時は重要シーンだけど、あえてそのとき目の中は簡素。てかそもそも、魔男にはガン開きの描写自体ないかも。本来ならイチがその生き物を最強の魔法と知らず狩りたいと願った時の顔は欲に溢れて瞳孔ガン開きであるべきなのに。
あと全体的に言えるけど、表情が合っていない。女性キャラの目がキラキラごちゃごちゃしているので違和感を覚える。
例えばヒロインが魔法に対してキレる際の迫力がない。イチに対して脅しつける時も目がうるうる(半泣きなわけでなく元々)なので迫力がない。ギャップ要素かとも思ったけど、ここまで合ってないとどうも……
あとギャグ顔・デフォルメについて
西先生が滲み出している時や、口が魔入間にかなり寄せられてる時もあるけど、ギャグ顔でもまだ目がキラキラしてやがる!目はもっと簡略化していい!中身なんて白一色でいいの!
デフォルメ姿も……うーん?もっとヒロイン簡略化していいよ。
あと2人なら口調で大体わかるからキャラのデフォルメ顔置かなくていいよ……
あと普通に作画凝りすぎてて目が疲れる。もしチャンピオン本誌に印刷したらほとんど黒塗り(チャンピオンはインクのずれやなんかペタってなってんのが多いぞ!)みたいになってわけわかんなくなるぞ

でも作画上手いし、設定は斬新なのよ。面白いのは間違いない。魔入間が神すぎただけなの。

[返信][編集]



[管理事務所]
WHOCARES.JP