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340.シャインシックス【小説スレ】
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12 :ダーク・ナイト
2023/01/31(火) 19:47:35

第十話 「悪の復活」

三人の胸部分にはまったのは、バトルアクセサリーだ。
1人に勝つたびに、1つたまっていく。
また、負けてもアクセサリーは減らない。
今回のアクセサリーは、「悪のビーズバッジ」だ。
紫色や黒色の、怪しい雰囲気を誘い出す色は、なぜかさわることのできない恐ろしい感じを出している。
ジーナ・ケスタはにらむようにバッジを見た。
「ジェネラルの悪がこめられていそう…。」
みぞれも言った。
「…一回、安全かどうか確かめます?」
来夢もみぞれに続いて言った。
「そうですわね。確かめたほうが良いかと思われますわ。」
みんなの意見を確認したジーナは、
「心霊解除!」
と叫んだ。この技は、物にこめられている悪意などを取り出し、安全なものに直す力がある。
その途端、ビーズバッジからにゅうっとジェネラルの姿が出てきた。最初は透明に近い色だったが、やがてどんどん色が濃くなり、さっきのジェネラルに戻ったのだ。
「どーも、ジーナ・ケンドウ!あたしを復活させてくれてテンキュー!」
とジェネラルは陽気に言った。
ジーナは、また名前を突っ込もうと思ったが、今は勝負のほうが大事だ。さっさと撃退させて、このビーズバッジから完全消滅させないといけない。
「…じゃ、開始よ!」
ジェネラルのかん高い声が外なのにくわんくわんと響き渡る。
「コールド・ストーン!」
みぞれが叫んだ。固くて大きくて重そうな氷の石が天から降ってくる。だが、ジェネラルはひるまなかった。
「ブラックホール!」
あっという間に、ごうごうと渦を巻いているブラックホールの中に、氷の石が吸い込まれてしまった。
このままでは、三人もろとも吸い込まれてしまう。
…と、来夢が前へ駆け出した。
「ビリビリショット!」
大きい雷がジェネラルの近くに三回落ちた。
…が、ジェネラルは見事避けている。
そうしている間に、ブラックホールと三人の距離がグングンと迫ってきている。
(どうしよう…。技を繰り出しても、全てブラックホールに吸い込まれてしまうわ…。)
ジーナはあわてた。このままでは危ない。
⇒十一話へ続きます!

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