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340.シャインシックス【小説スレ】
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14 :ダーク・ナイト
2023/02/01(水) 16:57:09

第十二話 「新たな力〜中編その1〜」

ビシリ…ビシリ…。
だんだんと来夢のおりが崩れてきている。
だが、マズいことに気がついた。
来夢がおりに電気を通している間に、ジェネラルがブラックホールにかけられたテレパシーを取り消そうとしているのだ。
「そうそう、良い子ねー。さすがあたしのブラックホール。」
ジェネラルは長いまつ毛をブラックホールに向けてウィンクした。
みぞれは危ないと感じた。
来夢のおりはあと少しで開放されるが、その前にブラックホールのテレパシーがとけそうになってきているのだ。
みぞれは、危機感に感づくのが早く、周囲まで細かく気を配るタイプである。みぞれはおりに向かって、
「カチカチコールド!」と叫んだ。
だが、おりは凍るだけで、無効化だ。
ジェネラルは愉快に笑った。
「おバカさんねぇ!自分で自分のおりを凍らせちゃうだなんて。」
みぞれは悔しくなり、顔をゆがめた。
なんとしてでも仲間に傷がつく前に私が行かないと!
必死に、「冷凍クラッシュ!」と言い、おりを壊そうとしているが、おりはかなり丈夫だ。氷を当てられたくらいで壊れるほどもろくはない。
みぞれが手こずっている間に、来夢は電気を通し続けている。
来夢は、じれったいなと思っていた。
来夢はもともとせっかちで、物事をテキパキとこなす人だったので、辛抱強く電気を通し続けることなどやったことのないことだったのだ。
二人が一生懸命におりを壊そうとしている様子を見て、ジーナは涙ぐんだ。
私は二人の様子を見ているだけで…なにもできないなんて…。
自分から協力者になってもらったのに…迷惑しかかけていない…。
ジーナは、得意の念力を使おうとしたが、どうやって使うかだ。おりを動かしたら自分も動いてしまう。
すると、ジーナの視界に、ジェネラルが持っている太い棒が入った。そして、力を込めて棒をジリジリと寄せた。
⇒十三話へ続きます!

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