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340.シャインシックス【小説スレ】
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23 :ダーク・ナイト
2023/02/03(金) 21:34:06

第二十一話 「レインボードリンクの伝説〜後編その1から後編その2まで〜」

・後編その1・
「レインボードリンクはどのようにして作りますの?」
と来夢が辞典をめくる。
目次に、「レインボードリンクの作り方⇒897p」と書いてあった。来夢がそのページを読みあげた。
「レインボードリンクは、レインボーフルーツを『変化型魔法』でジュースにすることで作ることができます。なお、『変化型魔法』は、マジカルスティックで発動できます。」
「マジカルスティック!?」
とジーナは驚いた。
ちょうどジェネラルから奪い、味方にしたばかりだからだ。
なんとありがたいことだ、とジーナはしみじみ思った。
そして、さっき無限ポシェットに入れたばかりのレインボーフルーツを取り出した。
まず、みぞれに氷を解除してもらった。
魔法がかかった状態で別の魔法をかけることは難題だからだ。
「解除!」
みるみるうちに、元のレインボーフルーツに戻った。
次に
「変化型魔法!」
とジーナが声を張り上げ、レインボーフルーツに向かってビームを発射した。
すると、レインボーフルーツが溶け出した。
とっさに来夢がグラスを作り出し、グラスにジュースを注いだ。
次の瞬間、目の前にはグラスに注がれたレインボードリンクがあった。
まず一口、ゴクッとジーナが飲んでみた。
ジーナはまんまるな目をして、「美味しい!」と叫んだ。
みぞれと来夢も続いて飲んだが、やはり二人も目を輝かせた。

・後編その2・
「こんなに美味しいものが作れるようになったなんて…!」
さらに、バリスパー団員が言っていた、無敵な体になれるということだが、本当に無敵な体だった。
試しに電気を通しても凍らせても念力を使っても、全然攻撃の効果が表れない。
さらに、どれだけ走っても疲れないのだ。
また、美味しい部分はもう一つある。
自分の攻撃もパワーアップしているのだ。
電気タイプの、一番弱い技でもビリビリにしびれ、しびれ状態になる。
「コレは良いものを見つけたわね!」
とジーナはガッツポーズをした。
三人は、青空を見上げた。
三人の今の心のパレットは、まさに青空のさわやかなスカイブルーであった。
⇒二十二話に続きます!次回からは「からから砂漠のバトル」編です。

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