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340.シャインシックス【小説スレ】
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25 :ダーク・ナイト
2023/02/04(土) 12:15:25

第二十三話 「からから砂漠のバトル〜現れたサボテン〜」

くるっとサボテンが振り向いた。
三人は精神を集中させて立ち上がった。
(これは…バリスパーの団員…。)
なぜバリスパーの団員なのかわかったのかというと…。
バリスパーの団員は、全員黒いぴっちりとした団服を着ているからだ。ジェネラルもサボルナと同じ団服を着ていた。
さらに、いつの間にか夜になっていた。
夜になると、さらに団服は見にくくなる。
また、夜の敵や相手を見にくくなる時間帯は、とても戦いにくい。
「俺はサボルナ。サボルナはさぼるな!」
その場がしーんと静まった。
「ゴホン!」
とサボルナが咳ばらいをした。
自分が思いついたダジャレがあまりにも寒かったのだろう。
気まずそうにサボルナは場を取り戻した。
「俺は夜にしか動かない。到底お前たちに俺は倒せないだろう。朝までに倒すだなんてな。意外と夜って短いんだぞ?」
ハハッと軽く笑い、サボルナは恐ろしい緑色の体をゆさゆさとゆすって言った。
「さあ、お前たちの実力…。見せてもらおうじゃないか!」
サボルナの金色の瞳がさらに恐ろしくビカッと光った。
「弾丸爆弾!」
サボルナの太くて低い声が響いた。
約3秒後に、黒くて丸く、硬そうな種が飛んできた。
さらにただの種ではなく、地面に当たると爆発する。
弾丸爆弾を避けながらの攻撃は、かなり体力を消費してしまう。
「どうしたあ!?」
サボルナは不敵な笑みを浮かべた。
自分が一方的に勝つと思っているのだろう。
「アンタなんかに負けたくない!」
来夢がザッと飛び出した。
⇒二十四話へ続きます!

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