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340.シャインシックス【小説スレ】
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7 :ダーク・ナイト
2023/01/30(月) 16:38:38

第五話 「ビリビリの運命」

「あの…、あそこにどなたかいません?」
みぞれが遠くを指差した。
遠くに、金色のまばゆい光が見える。
「行ってみましょう!」
とみぞれはジーナの手を取って、走り出した。
着いたのは、「エレキ大甕」だ。
「エレキ大甕」は、この街の電気屋だ。
ジーナはみぞれに聞いた。
「えれきおおみか?」
ジーナは別世界から来たため、まだこの街に慣れていないのだ。みぞれはジーナに説明した。
「エレキ大甕は、この街の電気屋です。確か、一人娘さんがいるとか…」
ジーナはそれを聞いて、ビビッと頭に知恵が走った。
(一人娘…さっき見えた金色の光…電気屋…もしかしたら、新しい協力者かもしれない!)
この店も、バリスパーによって荒らされていた。
わずかな店員も店長もみんな眠らされている…はずだ。
ジーナとみぞれが少し店の前で立ち止まっていると、中からまぶしい光が出てきた。
「ビリビリカリスマ!」
その瞬間、ドジャーンと音を立て、二人の目の前に雷が落ちた。二人はしばらく声が出せなかった。
やがて、ジーナはやっとのことで声を絞り出した。
「え…。」
それに続いて、みぞれも声を絞り出した。
「店の…奥…に…入って…みま…しょう…。」
恐ろしさに声が裏返ってうまく話すことができなかったが、二人は店の奥に進んでいった。
⇒六話へ続きます!

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