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340.シャインシックス【小説スレ】
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9 :ダーク・ナイト
2023/01/31(火) 17:12:27

第七話 「ビリビリ対カチカチ&エスパー」

ジーナとみぞれはうなずいた。
二人とも考えていることは同じだった。
どのような要望かは知らないが、なんとしてでも来夢は協力者になったほうが心強いはずだ。
「良いわ。一体どんな内容なの?」
ジーナが口を開いた。
来夢はにっこりと笑って、ジーナに手を出した。
「パワードレッサーを貸してちょうだい。」
二人は、全てがわかったようにうなずいた。つまり、来夢は二人と腕試しの勝負をしたいというわけだ。
それがわかったとたん、ジーナとみぞれもそれぞれパワードレッサーに身を包んだ。
パワードレッサーを装着した3人は、見違えるほど綺麗になった。ジーナ以外の二人は驚いてパワードレッサーを見つめている。
「コホン!…では、この赤い玉が壊せたほうが勝ちね。」とジーナが言い、赤い玉を中心に出した。
ジーナ・ケスタはすうっと息を吸った。
「サイコアタック!」
紫色の大きな玉が来夢の上に降ってきた。
来夢はすかさず、「ビリビリカリスマ!」と唱え、玉を食い止めた。そのスキを見計らってみぞれが「カチカチコールド!」と叫び、赤い玉を固まらせた。
来夢は必死に技を叫ぶが、ジーナのサイコアタックにより、来夢の行く手をはばまれてしまう。
その間に、みぞれは「カチカチコールド!」と叫び続け、玉を凍らせ続けている。
そしてジーナが安心した瞬間…。
「プラズマブレード!」
来夢の必殺技が玉に命中し、玉が見事に壊れた。
ジーナとみぞれは呆然とした。しばらく声が出なくなり、その場に二人は立ちすくんでいた。
やがて、ジーナがせきばらいをして言った。
「ま、まぁ…初めての戦闘にしては上手いわね。」
来夢がにこっと微笑んで言った。
「戦わせてもらえて感謝なのですわ。」
⇒今回はいつもより長くなりました。八話へ続きます!

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