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452 :黒帽子
2025/02/18(火) 12:07:39
漫画スレもそうだが、ここが埋まったら、ミステリは特別にスレ立てして統合しても需要あるかな?
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453 :げらっち
2025/02/19(水) 13:00:35
28 祝砲の挽歌
パトリック・マクグーハン初登場回。彼のカルト的人気により、この回もかなりの人気を誇る。
マクグーハンは今後監督としてもシリーズに参加し、新シリーズも含めるとかなりの作品数を手掛ける。
が、それらの作品は雰囲気重視でミステリ的に甘く、あまり好きじゃない。マクグーハンがシリーズのテイストを少し変えてしまったようにさえ思う。だから個人的な最後の傑作は前作「逆転の構図」です。
…個人的な好みを抜きにして、今作の完成度は、やはり高い。第4シーズンはシリーズ全体のピークだったと言いきって良さそう。
士官学校にコロンボが泊まり込むという独特の舞台設定は「閉じ込められている感」もあり印象に残る他、ミステリとしての質もちゃんと高い。
ごく序盤から見え隠れしていた「りんご酒」が、ラスト、犯人を犯行時刻と犯行現場に結びつけてしまうという鮮やかさは見事中の見事。この上質さの1割でもいいから新シリーズに分けてあげたい物である。
そして一番のミソとも言えるマクグーハン演じるラムフォード大佐。
信念を持った男という犯人像は比類がなく、やはり上手いし光っていた。
コロンボと互いに認め合う「白い薔薇」のくだりは、初めて見た時から魅力を感じていた。このシーン以後コロンボが大佐を犯人と確信して動き出すので、この「男の会話」は水面下での自白とも取れそう。
一方で、納得いかない点も幾つか。
大佐が、厳しいながらも生徒を宝とする校長という立場にありながら、生徒に罪をなすり付けようとした点は容認しがたかった。
スケープゴートであるスプリンガー候補生が、落第生なので、灸をすえるつもりだった…と解釈できないこともないが、無理がある。
それに大佐はスプリンガーに罪をなすり付けておきながら庇ったりと、行動に一貫性が無いように思えた。同じく閉鎖空間が舞台の「愛情の計算」でも、所長はロスに罪をなすり付けつつ庇うという同様の矛盾行動をしていたが…?
更には、スプリンガーをはじめ、真面目人間に思えたモーガンや大多数の生徒が裏でりんご酒密造をしていたり、ルーミス大尉も嫌々従っているように見えたりと、大佐の人望が薄い様な描写が目立ったのもマイナス点だ。
これではラムフォード大佐という戦争オタクの頑固老人の独りよがりの犯罪になってしまう。
きちんと生徒たちに尊敬されている描写があってこそ、大佐が学校を守るために犯行に及んだ、という説得力が生まれたと思う。
大佐を心から尊敬しているらしき人物が1人も見当たらなかったのは辛かった。
そう考えると生徒陣の演技は全体的に下手っピである。ランニングが終わって「うぇーい」と走り去って行く描写は一体何なのか…
ラストも、大佐が尊敬されていないせいで、生徒たちがコロンボに従い容易に大佐に不利な発言をしてしまったのだと思う。
せめて尉官クラスのルーミス大尉が大佐に尊敬の目を向けていたら、印象が違ったかもしれない。
クレイマー刑事初登場。今後は何故か3話に1回のペースで登場し順レギュラーになる。クレイマー刑事のキャラは未だによくわからん…
モーガン役とは、「親子の共演」だった。あまり似てねえ。
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