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4.センガクジャー Classics
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29 :黒帽子
2020/05/29(金) 11:39:06
第17話「全国戦隊王決定戦 本選編」
本選開始の時刻が迫ってきた。8つの戦隊がトーナメントで争う。トーナメント票にあのトライハンゾーの名前も載っていた。
準々決勝の対戦カードが表示された。
「直通戦隊センガクジャー(東京)VS超爆発ボンバーファイブ(福岡) 競技:ハンマー投げ」
ダイモン「福岡のヒーローか。福岡を狙う悪人共がボンバーファイブに爆破させられているとも聞いたね。」
ミモミ「どうやらハンマー投げだけどパフォーマンスによる加点もあるんだって。」
ヤギル「本選だけど少ない人数の方に合わせて試合するんだって。誰か一人抜けなければいけないがどうする?」
ダイモン「バンバ、スピード部門では一番頑張ったから休憩してくれ。」
さあ、試合開始だ。
先攻はセンガクジャー。投手はパワー系攻撃の得意なダイモン。ほかの4人が演出要員だ。
ダイモンはかなり豪快に投げた!
ミモミ「ニューダイレクトボール!」
ニューダイレクトボールはブルー、イエロー、グリーン、ピンクの4人によって飛ばされ、着地予測地点に子供番組に出てくるビー玉のからくり仕掛けのゴールのようなものが出てきた。ここにハンマーが落ちれば旗と花火が出て綺麗な演出になるようだ。
しかし現実はそうもうまくいかない。少し手前にハンマーが落ちてしまった。
採点者からも「おしい」の声ばかりでセンガクジャーはかなり悔しがった。
続いてボンバーファイブだ。リーダーのボンバーレッドが投げ終わるとイエロー、ブルー、ブラック、ピンクの4人が次々と爆弾を撃ちだす。派手な演出に採点者は高評価をつけた。ボンバーファイブの勝利に終わってしまうのかと思いきや爆弾は想定外の威力であった。爆弾でハンマーを破壊してしまった。
採点者「道具を破壊するとはけしからん!失格!」
過激なヒーローたちは退場させられてしまい、センガクジャーはなんとか本選進出を決めたのだった。
ナリタ「過激すぎる奴らでよかった…」
続く準決勝。
「直通戦隊センガクジャー(東京)VS五稜郭戦隊セイントストーンズ(北海道) 競技:エアホッケー」
ダイモン「函館市だけを守る戦隊だと⁉ 範囲狭くね⁉」
バンバ「どうやらあいつら2人で戦隊だってさ。いずれ9人の候補生が入る予定らしいけど。」
このエアホッケーはリーダー代表戦だったのでホワイトだけが出番に。
エアホッケーは15点先取。
試合が始まった。一方的な展開で試合は進む!セイントストーンズのリーダー、ブルーストーンが勢いよく10点を制した。ところがここから形勢逆転。我らが浅草ホワイト、敵の動きを読んで冷静に打ち返す!ここから逆転を決め、シーソーゲームに持ち込んだ。
そして迎えた14対14の局面、泣いても笑ってもこれが最後。
ダイモン「どりゃああああ!」
スコーン!
ダイモン渾身のスマッシュが見事ゴール!センガクジャーは準決勝も突破した。
ブルーストーン「得意種目だと思ったらまさか強敵に出くわすとはな…」
ホワイトストーン「兄貴お疲れ、どうやら上には上がいたようだな。がんばれよセンガクジャー!」
さて他のトーナメントも気になるところ。大方の予想通りトライハンゾーが決勝進出だ。予選ではパンチングマシンによるパワー対決を制し、準々決勝ではハードル走パフォーマンスを大きい得点差でクリア、準決勝では射撃勝負で勝利。
決勝戦開始を予告するアナウンスが流れた。センガクジャー、トライハンゾーは決勝戦を行うスタジアムに到着した。
実況「皆様お待たせしました。今年の戦隊王を決める決勝戦がやってまいりました!赤コーナー、3連覇を狙う夜の東京に忍ぶヒーロー、鉄道忍者隊トライハンゾー!青コーナー、悪のザンリッカーを徹底的に懲らしめる期待の新星、直通戦隊センガクジャー!」
パープルハンゾー「よろしく、センガクジャー殿。まさか君たちが勝負しに来るとはね。」
実況「決勝戦は毎年恒例、全メンバー揃ってのチームバトルです!少数精鋭のトライハンゾーが今年も制覇か、それともルーキーセンガクジャーの番狂わせか?」
ダイモン「あんたらにも引けを取らないバトル、見せてやる!」
パープルハンゾー「3人だからって舐めてもらっては困るね。いざ参るぞ!」
歓声が飛ぶ中試合が始まった。
原版投稿日 2020年2月15日
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