マリオファンと肩を並べるべくカービィファンのスレ

745 :あめそ
2020/10/24(土) 10:55:20

それを最期に、ダークマターはデデデの体から消えた。デデデの体から黒い煙が無くなった途端、むっくりとデデデが起き上がった。
デデデ｢？　ワシは一体何をしとった・・・｣
カービィ｢テ"テ"テ"ぇ～っ！！！｣
カービィはデデデが起き上がったのと同時に、デデデに飛びついた。デデデは思わず｢うおっ！？｣と声を漏らす。再び倒されたデデデがカービィを押さえ付けて起き上がると、目の前にいたバンワドに声をかけた。
デデデ｢バンダナ！貴様、反逆している事を免除してやってるんだから、説明するゾイ！｣
バンワドは怯えながらもデデデに答えた。
バンワド｢はっ、はい、あのですね・・・｣
カクカクシカジカ、バンワドはデデデに状況を説明し終わると、デデデはこう言った。
デデデ｢カービィはつまり、旅に出るのか。ならワシも行くゾイ｣
デデデの発言に、調子を戻して帰ってきたエスカルゴンは顎が心配になるくらいあんぐりと開けた。
エスカル｢はぁ！？何言ってるんでゲスか！？｣
デデデ｢カービィ共ばかりにイイ格好させる訳にはいかんゾイ！それに・・・｣
カービィ｢それに？｣
デデデは大きく咳ばらいをしてから、少し頬を赤らめてニヤリと笑って言った。

デデデ｢そっ、そこの妖精の星からの謝礼目当てゾイ。悪く無いだろう？｣
デデデの言葉に、一同はどっと笑い出した。
カービィ｢へへっ、やっぱデデデは変わらないなぁ　びっくりしちゃったよ｣
エスカル｢いよっ、私も見たことの無い陛下のデレでゲス！｣
フーム｢デデデ、金の事以外にも何かあるんじゃないの？｣
メタナイト｢陛下も成長なされましたな・・・見直しましたぞ｣
バンワド｢陛下、やっぱり尊敬します！｣
アド｢旦那も良いとこあるじゃん？｣
リボン｢陛下さん、ありがとうございます！｣

デデデ｢わっ、ワシは別に謝礼目当てなんだからな！カービィ一味を手伝う訳では無いゾイ！｣
デデデは鼻息を荒くし、そっぽを向いた。彼の背中は、いつもより少しだけ広い気がした。
─────続く。

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