952 :あめそ
2020/11/07(土) 16:28:48
連レスする気はありませんごめんなさい小説です
第14話 「滅びた星に堕ちた船」
カービィ「えっ。」
そこは紛れも無い上空だった。カービィ達は真下に急降下する。下は不運な事に灼熱の砂漠。それに、空から落ちていても日の光はポップスターの何十倍もある事がはっきりわかる。怪我は砂のお陰で最低限軽く済むが、このまま落ちたら皆仲良く大火傷を負うだろう。こんな速さでは断末魔も上げられず、成す統べなく落ちていると、突然空間が歪んだ。
「「「「「え゛」」」」」
いつの間にか五人は涼しい部屋に突っ立っていた。そして、視線の先から見たことのない種族の人物が歩み寄って来る。
???「ヨカッタ!キミ達、ローアの真上から落っこちて来たんダケド、ボクがテレポートさせたンダ!」
「「「「「誰ぇぇぇぇぇっ!?」」」」」
五人の叫び声が室内を超え、砂漠の果ての果てまで木霊した・・・
???「・・・・エート、ボクは魔術師のマホロア。この時空をまたに駆ける船、ローアで宇宙を飛び回ってる旅人何だケド、ローアったら暑さに耐え切れずに燃料漏れを起こしチャッテ、動かなくなって・・・アレ?お嬢チャン、それハ・・・!」
魔術師マホロアは皮肉にも「キミ達が生きテルのは僕のお陰ダヨ!」と呟こうとしていたが、リボンの持っているクリスタルに気付くと、物凄い速さでリボンの目の前に走り、彼女のクリスタルを眺めた。
マホロア「ソ、それハ、無限のチカラを持つクリスタル!?」
彼は目をひんむき、 サ、触らセテ! とリボンに催促する程だった。そして、クリスタルをベッタベタに触った後、彼が顔を上げると・・・
マホロア「タ、頼ム!ボクもクリスタル探しを手伝うカラ、クリスタルをローアのエネルギーとして使かわせテ!」
その彼の発言に、リボンは少しまごついたが、やがて言葉を返した。
リボン「はい。こちらこそありがとうございます!マホロアさん!あ、私はリボンです。」
マホロア「ホウホウ・・・よろしくネリボンちゃん!ジャア、あそこの四人は一緒にクリスタルを探しテるオトモダチかい?」
マホロアが広い船内を見渡していた四人の仲間に目を向ける。四人は視線に気付くと、すぐ自己紹介をした。
デデデ「ワシはプププランドの独裁者デデデ大王ゾイ!ワシを崇め讃えるが良い。」
バンワド「僕はバンダナワドルディ、大王様の第一側近兵です!バンダナって呼んで下さいね!あと一応槍使いですー。」
アド「私はアドレーヌ。よろしく、マホ君!」
そして、四人に先をこされたカービィが自己紹介を始める。
カービィ「僕はカービィ。これからよろしくねっ!」
マホロアはカービィの名を知った途端、今度はカービィに飛びついた。
マホロア「エッ!?カービィって、アノ、星の戦士の・・・!」
カービィ「うん!実はそうなんだ。」
彼がそう答えると、マホロアはカービィの手をいきなり掴んでいでピョンピョンと跳ねた。
マホロア「そうカイそうカイ!よろしくネカービィ!何だかキミ達とは、イイお友達になれそうダヨ!」
カービィ「だね!よろしくマホロア!」
マホロア「よし、それジャア、クリスタル セットオン!」