日記一覧
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204.今は昔、
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46 :
鶴_丸_国_永
10/28(水) 22:36
>今は今、の話。
>めたってるぜ。
#こいつはび_っ_く_り_ぽ_んだぜ…!
出陣中、思わず口走ってしまった俺を振り返った一_期_一_振の顔が凄かった。正直すまなかった。
…やっぱり近侍ってのは良くないな。主の口癖がうつっちまう。と、他人の所為にしておこう。
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>只今。
…“お帰り”という言葉の持つ力を改めて実感した。暖かいもんだなあ、本当に。
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折角少しずつ時間が取れるようになって来たからには、話相手の一口や二口居てほしいものだなあ。
自分で募ろうとすると、どうも案文を書き終えた時点で満足感が湧いちまう。
それならばと既に貼り出されている刀探しの掲示を眺めてみても目移りしてしまう。我ながら困ったもんだぜ。
…それもその筈、取り立てて強い希望ってものが俺には無いんだよなあ。あの刀と話したい、この刀の姿を借りたい、そんな話をしたい…明確なものが無い。誰と話そうが、俺がどの刀で在ろうが、何を話そうが――どうしても苦手なものにさえ引っ掛からなければ、どんなものにだって驚きは潜んでいる。それを探すのが楽しいってもんさ。
そういう意味では割と懐は広い、つもりなんだが。それ故に他の刀に声を掛ける時は大層難儀するという話だ。やれやれ。
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>十一月八日
帰って来た、筈なんだが。これほど筆が滞るとはこれいかに。我ながらび_っ_く_り_ぽ――…いや、驚きだぜ!
それはさておき、例の友刃の他にもう一口、文を交わす相手が出来た。有難い事だよなあ、本当に。
その刀は話したい事が幾らでも溢れて来るような奴で、恐ろしく長い和紙を使っているにも関わらず、余白の存在感が皆無な程に小さな字がみっちり詰め込まれている。初めて受け取った文を開いた時には驚いたの何の。俺は筆が遅いという致命傷があるが、それさえ寛恕して貰えれば長文に長文で返すのは吝かじゃあない。寧ろ好きな性質だ。
…という訳で大変な長文合戦が繰り広げられている。正直負けそうだ。だがそれもまた小さな驚きってもんだ、そうだろう?
…和紙を前にうんうん唸る時間が増えた分、この帳面と里への出陣が聊か疎かになっちまってるのが気掛かりではあるんだが。
俺にはそれだけ彼是楽しみたい事があるんだなあ、と刃生を満喫している事実を改めて実感している。幸せだ。
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>十一月十四日
此処数日は玉集め以外でも少しばかり出陣が立て込んでいた。全く刀使いの荒い主だぜ。
昨夜は漸くそれが一段落着いたって事で宴会があった訳なんだが、諸事情により何故か馳走を食いっぱぐれた俺だ!戦に次ぐ戦の中、誉を取った回数が三本の指に入る程に驚きの働きを齎した俺が、何故事実上の飯抜きになっているんだい?
…こんな驚きなら要らなかったぜ。
さて。此処からは少しだけ小休止。その後はまた出陣が立て込みそうだ。今の内に疲労を回復しておかないとな。
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>十一月廿二日
少し休んで少し慌ただしくなって、また少し休んで。今年一杯はそんな感じになりそうだな。
かれんだーと無縁な主の思考回路っぷりが異常。
#今日は平日だね。せっせと働かなきゃね!
→出陣の嵐。
#今日は赤い日だね。早朝は道が空いてるから遠くへ行き易いよね!
→遠征。
…こいつは吃驚にも程が無いか?因みに休みは気が向くとくれるぜ。連休は滅多に無いが。
そんな感じで俺もすっかり日付感覚を失っちまっていたが、現世は三連休とやらに洒落込んでいるんだってな。道理で友刃から文が届かない訳だぜ。
それならばと、少しだけ持て余した時間を大_坂_城での引き籠りに当てている。
先頃は物_吉、今度は後_藤…主が躍起になるのも解らなくはない。が、やっぱりもう少し休みをくれと声を大にして言いたい。
>只でさえ君の近侍は乳母の如くぷらいべーととやらが無いんだぜ?
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