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207.狐の落書き
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鳴/狐
07/12(日) 02:47
特別、一番、貴方だけ。
恋仲の間には存在してもその関係になってない間柄には存在しない言の葉。
そんな事、とうの昔に分かっていたのに。
きっと、全てを真に受けて居たんだ。
日々聞かせてくれた甘い言葉を。
頭を撫でる掌を。
唇に吸い付く熱を。
与えられた情けに一人舞い上がっていたってこと。
こんな驚き、望んでない。
新しく愛でる相手が見付かったのか、それとも俺に飽きたのか、それは良く分からない。
もし、もう俺が要らないなら、いつまでも貴方の背中を見る必要もない。
きっと、静かに居なくなっても気付かない。
気付いたとしても探される事なんてきっとないだろう。
ちゃんと一つの区切りは付ける。きっと、もしも、の話。
別に、恋と呼ぶような感情なんて抱いてないから当然未練なんて残ってない。
寂しい暗い穴が、広がるだけ。
ただ、それだけ。
どう、驚いたでしょ。
狐の、精一杯の虚勢。
#明日には、元気。
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