日記一覧
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209.宵 の 境 の 神 楽 歌 。
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振\ー\期\ー←
07/11(土) 16:25
独占欲
俺の、と告げられる声のなんと心地いいことか。束縛や独占がお嫌いだと以前告げた貴方が今ではこんなにも私へと手を伸ばしてくださる…私にはそれが嬉しくてたまらんのです。唯一、大切、俺だけのいち、何処にもやりたくない…そうやって同じ言葉でも告げられることに倖せを見出せる。…本当に貴方は私を変えてしまったようだ。殺傷欲ばかりが渦巻きそれの心地良さに微睡む事を好んだ私が貴方の前では真逆のそれになれる。
切り札
私が普段より使わずにいた弟達に接するような口調はどうやらさぞ貴方に驚きを与えられたようで内心してやったりと密かに笑ってしまった辺り私もまだまだ幼い、貴方のことは笑えませんな。しかしまさか今までの文は全て保存してあるという報告に驚かれるとは予想外でした、──…あの時の貴方の反応と言ったら本当に愛らしくて。天使だなんだと言うつもりはありませんが普段動揺を見せない貴方のあわてふためく姿には緩んだ口元が引き締まりそうもない。
浅き夢
日記を作ったんだが、と至極控えめというか少し戸惑うような態度でそう報告を受ける夢でした。目が覚めて夢だと知った時は少しの落胆と溜息。──…眠る事が嫌いだと言った私を安堵させるかのように最近はずっと貴方の方が最後まで起きているから少し心配ではあります。無理をしない、眠ければ寝る、お互いそう在ると分かってはいるのですが…それでも毎晩、下手をすれば朝、貴方の傍らで眠れる時間に甘えてしまう。これは貴方にとって喜ばしいことなのでしょうか?
狂ってしまえ、と
告げた私に貴方は自分だけ狂うのは嫌だと返してくださいました、あの時は多くの言葉で平静を装いましたがそれを目にした瞬間私がどれほど歓喜に打ち震えたことか。──…私の為に、私が理由で狂ってくださるなどと甘言を告げてくれるのは貴方くらいです。兄弟間の愛情以外でこんなにも深く愛されたことが無い私にとっては既に貴方そのものが中毒依存性の高い毒のそれだと認識せざるを得ないのですよ。──…本当に、貴方という人は。
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