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209.宵 の 境 の 神 楽 歌 。
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55 :振\ー\期\ー←
10/05(月) 01:59

君は
穏やかに微笑みながら他者を斬れるタイプだな、と演練相手の鶴/丸殿に言われたことを思い出しました。どうやら私は個というより刀の本能に近いそれのようで、たとえ相手が誰であろうと一度刀を抜けば目の前に居る存在そのものが斬り捨てる対象なのだと。刀が斬るのは至極当然のことですが斬るものを選ばない私は妖刀のそれによく似ていると笑っていたのが印象として強く残っています。──…後にも先にもあのように人の内側を覗き見てはにやにやと薄笑いを浮かべる方はもうお目にかかれないでしょうな。(わたしが、このてで、あやめてしまったので)

神無月
幾千の鳥居、段差の浅い階段に神楽の音。狐の面を被り貴方の背中を押しましょう、振り返ってはならないのだと意味を込めて。無事に鳥居を抜ければ貴方は再び自由です、振り返れば入口は無くなってしまう。…さぁ、さあさあさあさあ。急いで駆け抜けなさい貴方を守る神はおらんのです。十を数えたら私の足は貴方を捕まえに行ってしまいますよ?
──…なんていう、夢です。

気付けば
まあ、当然の結果と言えばそうなるのでしょう。…では私は最後の仕事を、けじめを、責任を持って。

さようなら。


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