蝶々結びをあれが結べないとはまさか俺は更々思わず、日記を始めたとき俺の背のそれを結んでくれと題を付けた。結果は呆気なく結び方が分からんと一蹴された訳だが、俺は実のところまだ諦めてない。これは今まで胸に秘めていたんだが、毎日結んでくれ、なんて話、求婚を模しているに決まってるからだ。