日記一覧
287.墜落
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17 :鶯/丸
08/31(月) 14:42




雨宿りをしていた燕が鳴いた。短く切り揃えた髪が、隣で揺れる。
幼く小さな声で左様ならと呟いたのは、其の声が届かずとも彼れは勝手に飛び立っていくものだと知っているからだろう。
こうやってなかなかに聡いから、特段褒めてやろうと思うのかもしれない。


丁度良い事に砂糖菓子を持った其の兄が、ほら、向こうから。




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