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288.それは仕様です
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13 :へ*し/切/長/谷*部
07/25(土) 02:32

日記をつけてみて思ったが俺は順序建てて文章を書くのが頗る苦手なようだ。チラ裏に乱雑に書くのは得意だったんだが…思えばあれは文章ではなかったな。


昨日、光/忠に以前書いた胸の痛みを言及された。

聞かれるかもしれない、と思いつつ、ここは俺のチラ裏代わりに立てた日記なのだから俺の好きに書いたって良いだろう、聞かれたって知らん。と思いながら書いた。
出来るなら何事も無かったかのように流してくれ、と思っていたがやはりそうはいかず「お前にとっては聞いて良いものではないぞ」とも言ってみたが「良いか悪いかは僕が判断するから聞く」と言われてしまい結局話すことになった。
今ではそこで追求してくれて良かったとは思っているが。

光/忠は過去を振り返る。
それを俺は悪く思ってはいない。それがあって今の光/忠があるのだろうと理解している。
だが、どうやら俺はその過去にどうしようもない嫉妬をしていたようだ。
過去に嫉妬するなんて何を考えているんだ、俺は。とすぐ思い直したが、一度自覚すればあいつの日記を読む度にじわじわと微妙な痛みが胸に広がっていた。
あいつには少し事情があったから、俺も返事を返す時にはそれなりの覚悟をしていた、していたはずだったのに。

どうしてこうなった、俺

勿論詳しくあいつに話すつもりはなかった。今までも余り誰かに嫉妬やら悩み事やらの話はした事がなかったし正直話した所で…と思っている節があったからだ。適当に誤魔化すつもりだった。
だが、聞かせて、と。僕の顔を見れないなら背を向けてるから、と。
一度俺の頬を撫でて、あいつは後ろを向いた。

ぽろりと俺が零した言葉はくだらなかったと思う。今までならずっと自分の中に押し込めていただけの、口に出す必要もない思いをだらだらと零していた。今思ってもやってしまったと言う意識はある。言い終えた時には「1日布団の中に篭らせてくれ!!俺は冬眠する!!」と言った気分だった。
そんな俺に対してあいつはどこまでも真面目だった。俺が思っている事を吐露した分あいつの言葉が返ってくる。その痛みを取り除くのは僕の役目だ、なんて。そんな気負わせる気はなかったんだがな。今思うとその気持ち、と言うか心意気が可愛らしくて笑ってしまう。
>一度不機嫌そうに頬を膨らませたのも不謹慎にも可愛らしいと思ってしまった。
挙句に俺を安心させるためか地雷源の上でタップダンスでも踊るような暴挙に出たりしていた。
>正直驚いた。

>ああ、悩んでいる時の俺が面倒なのは俺が一番理解してる。だから放っておいてくれ。
>それでも俺の事が知りたい、話してと言うあいつはやっぱりとてつもない物好きだと思う。



それにしても次の瞬間には煩悩が炸裂してるから残念なやつだ。

>その明るさに救われてるなんて絶対言ってやらん。

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