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297.瑠璃雨月
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鳴_狐とお_供_の_狐
07/22(水) 07:23
二 振 り ノ 約 束
少し前から小_狐_丸の様子に違和感を感じてた。
遠征で殆ど連絡が取れない上に、遠征先でも絶え間なく小競り合いが続いていた俺の現状を知ってる彼は、
最近よく「大丈夫だ」という言葉を使うようになった。
でも…小_狐_丸が「大丈夫だ、何も心配いらない」と笑う時、俺には彼が奥歯を噛んでいる様に見えた。
小_狐_丸とは本丸で出逢った頃は友人で、それから七ヶ月間ずっと沢山の修羅場を超えてきた。
喧嘩も沢山したし、沢山話し合った。
俺自身が彼の事を手酷く傷付けた事もあった。
それでも、どんな時でもお互いに本心を見せ合って真っ直ぐに向き合ってきたからこそ、俺は彼に絶対的な信頼を寄せてる。
彼が奥歯を噛み何を耐えてるのかは聞かなくても分かった。
自分の本心を告げることで俺の負担にならないように、不安定な俺を無条件で包み込めるように。
己の気持ちより俺を優先し、守ろうとしてくれた結果だ。
だけど俺は、…小_狐_丸に比べたら見劣りする打刀かもしれないけど、番としてあの人と対等で居たい。
寄り掛かって、支えられて、守られてばかりな存在になるのは嫌なんだ。
其れを伝えたら、彼も自分の本心をしっかりと自分の口で話してくれてた。
これを書いたら怒られるかもしれないだけど……錆びるとも言ってた。
お互いに本心を受け止めて、改めて感謝をして、
昨夜は月夜の下で愛し合い、久し振りに二振りで長く暖かいな時間を過ごす事が出来た。
すごく……幸せだった。本当に。
小_狐_丸、俺は貴方の弱さも強さも、全てが好きだ。
貴方に比べたら小さな手かもしれないけど、貴方1人の涙くらい拭ってあげられる。
貴方に比べたら頼りない腕かもしれないけど、貴方1人くらい抱き締めて安心させてあげられる。
だから、これからもどうか貴方の本心を受け止めさせて。
……約束だよ、小_狐_丸。
#お_供_の_狐:……いやいや鳴_狐にしては頑張って長い恋文が書けたのではないですか?
#わたくしめも感動で視界が緩んでまいりました。うっうっうっ。
#小_狐_丸様ぁ、是非是非鳴_狐にご褒美をー。
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