やはり深読みのしすぎだったようだ。
あれはあれなりに考えた、あれ自身の在るべき姿だったらしい。
そんなところからも、あれが分ける心の一つ一つを大切にしていることがわかる。
口には出さないが、これは俺の綴り帳だ。好きに書く。
俺は、あれのそういうところを、本当に尊敬している。
俺達の誰もが、完全な己ではない。
俺達を呼び起こす主の力によって顕現した俺達は、その心を継いでそれぞれが少しずつ違っている。
そんな中であれは、完全であれと思考を深めた上で更にその横にあれ自身の心を添えて一振とした。
その姿勢がとても、好きだ。
つらつらと語っていたら眠くなった。
と、ここまで書いて寝ていた。乾いてしまった筆を洗うのが面倒だ。