今日の夕餉は冷し中華だった。
あれが主から仕入れた情報で作ってみたらしい。
直筆の指南書はとても簡素だ。
一、中華麺(黄色い波打った麺)を茹で、水で締める
二、胡瓜・はむ・薄焼き卵を千切り、そして盛り付ける
三、だし汁・醤油・酢・胡麻油を混ぜたたれをかける
冷たい麺は夏には有難い。
出来上がったものは彩りもよく、短刀達も喜んでいた。
上に乗せる具材は色合いや形状を考えると以前主が買ってきた、みくすべじたぶるに似ていたが汁の酸味がよく合う。
主も泣いて喜んでいた。
しかし、全ての具材をちぎるのは中々骨が折れそうだ。次回は俺も手伝うとする。