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429.碧霄は紅鏡に燃ゆ
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54 :山/姥/切/国/広
04/30(土) 19:37

『言葉にするということ』
筆を置いて早二月。気持ちが薄れたのか、変わったのかと問われれば俺は其れを強く否定する。
兄弟への愛情は今も変わらず、寧ろ日に日に増すばかりのもので、最近では困った性癖なんかも見え隠れし始めている。
言葉にすること、兄弟と共に過ごすようになって、沢山言葉にする事を学んだ。好きだ、愛してる、なんて歯の浮くような言葉も今では兄弟の為に、兄弟に向けてなら幾らでも口に出来る。息をするように、溢れて仕方ない言葉を紡ぐことが出来る。
逆に口にするのが困難になった言葉もある。羞らいだとか、嫌われたくないそんな一心で胸に燻る欲望に口を噤む。好きでいなければ、何の気無しの冗談で口に出来た、そんな馬鹿みたいな…馬鹿な言葉。気持ちと言うものがこうも複雑ものなのかと、最近になってまた一つ学んだ。

少し遅くなったが8ヶ月…また暑い季節がやってくる。兄弟、…どうか、兄弟も変わらず同じ気持ちでありますように。


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