少しの間だけの遊戯期間。
細かい所で変えたいところもあるが、今はこれで。
……早いな、もう百が近い。
◇
最近は、好く甘やかしだと言われる。初めこそそんな事は無いと否定していたが、此処のところはそう主張するのを止めた。実際は誰かを甘やかしたりする癖がある訳でもないし、そう見えるとしても意識してそうしていることなんて殆ど無い。結局の所、あんたが笑うなら俺は甘やかしでも別に構わなかった。
……そもそも、甘やかしはあんたの専売特許だ。俺をそうまで駄目にして、……どうしたいんだと、いつも思う。
……ねむく、なってきた。
早く帰りたがる声がひとつ。思わず笑った。
そら、歌仙が呼んでいるんだろう、……もう少しがんばれ。此処で、待ってるから。
あ、……バラされた。ただいま、大倶利伽羅。
お帰り、 光忠。