日記一覧
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494.犬に関する覚書。
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へ_し_切_長_谷_部
09/16(水) 21:24
理想、……理想?理想とはなんだったか…辞書を引いてみる。最も素晴らしい状態、最も望ましい姿、望み通りの完璧な状態。…………おい、冗談だろう。お前の理想はどうなっているんだ。
とりあえず、お前の好きにしていい。帳面に記すも文で話すも、お前が望む通りに。俺はどちらでも構わん。
夏の暑さも薄れ、忍び寄る冬の気配を肌で感じる。元より低い体温が益々低くなるような、心の臓まで冷えるような、白い冬がじわじわと庭の端を染めていく。
一緒に炬燵に入りたい、と言ったあれは、何を思ってそう言ったんだろうか。気の利いた会話一つ出来ん俺と炬燵に入り、何を望むんだろうか。温もりではないんだろう。それならば炬燵でも俺でも、どちらか一つで事足りる。俺の体温は低いが、寄り添えば暖かいといったのはあれだ。ならば何を望むのか。ただ約束をしたいわけではないだろう。あれの言葉の大半を構成する好意が、何かを欲している可能性はある。それが分からん俺は、あれの望み通りに振る舞えはしない。それでも構わんと言うのがあれだろうと解釈しているが、さて、真相はいかに。
愛とは、なんなんだろう。
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