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494.犬に関する覚書。
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98 :
へ_し_切_長_谷_部
02/07(火) 23:09
隣で眠るつまを見つめる。美しい造作の顔は、いつまででも眺めていたくなる。穏やかな寝息は生き物である事を伝えているのに、その美しさは人形のようだ。美しくあるのが当然というような、…違うな。どう、言葉にしたものか。
あまり言の葉を操る事に長けていない俺は、いつも言葉選びに時間が掛かる。色合いを確かめ、形を確かめ、ああでもないこうでもないと己の思考と照らし合わせ、ぴたりと嵌る事のない言の葉にうんざりして無言を選ぶ事も多い。けれどそれは、正しくないのだろう。言葉にして、あれに伝えなければ、俺の胸中など俺以外の誰が分かるというのか。…難しいからと、上手く嵌らんからと、投げ出すよりもきっと、伝える努力をするべきだ。
明日は非番だと、伝え忘れた。あれがこの一葉に気付くかは分からんが、まあ気付かなければそれはそれで構わんだろう。
ゆっくり眠れ、…俺の美しいつま。
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