日記一覧
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126 :
燭/台/切/光/忠
01/29(金) 23:44
ちゃんと起きていられたら良かったのに、と少し後悔してる。どうにかして思い出そうとしても断片的で、勿体ないことこの上無い。瞼が勝手に降りて、それに伴って頭も仕事を放棄する。外の音がどうにも遠のいて無茶な体勢に構わず首が傾ぐ。…なんたる無様。眠さに負けた頭でうっかり馬鹿なことを口走ってしまい晴れて頭が弱い系光/忠の仲間入りを果たしてしまった。大変遺憾。
残念系光/忠は例のあの子に任せておきたい。
…眉間に皺を寄せて何時間寝たと詰め寄られる。自業自得だし満足に眠れていないのはヒロ君も一緒だし一応眠ったのは本当だから、はぐらかしてちゃんと寝たとしか答えない僕に諦めたように問いを変えられる。
あんた何時に起きたんだ。
………扱い方を知られてきた感じがすごい。
知らない間に抉ったかしたらしい僕の指を見てぎょっとしたヒロ君に手を取られて、不謹慎なんだけど少し嬉しかったんだよね。止血のためにぎゅうと握られて、血が止まった頃に乾いた血を拭って。…その間手を握っていてくれるものだから、つい嬉しくなっちゃうというか。後になってから血を舐めるかどうか聞かなかったことを思い出した。…僕の味に変わりはないし少し残念。
…別れ際別れ難くて愚図るのはなんだかんだ僕の方。
□■□
一曲ぽんと手渡された。
…君がいる世界で、僕は生きてる。
僕の世界に色を与えてくれたのは君だ。
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