日記一覧
650.喫煙所
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51 :大/倶/利/伽/羅
10/26(月) 12:45

褥事の話を少々。
…そんなにいやらしい話では無い、と思う。


昨晩、生まれて初めて、している時に泣いた。

目隠ししながらしたいと申し出て、あいつのネクタイを借りた。最初は何とも無かったし、良かったんだが、プレイの一環なのだろう、その時だけは黙って触れて来た。
焦らされるように中途半端に触れて、直ぐに離れる指と体。
見えず、聞こえず、触れる事も出来なくて、早く気持ちよくなりたいと言う欲よりも、兎に角寂しくなった。俺が「目隠しをしたい」と言って置きながら、やがて、駄々を捏ねる餓鬼みたいにボロボロネクタイの下で泣いて「寂しい、辛い」と繰り返していた。

あいつに触れられない事があんなに辛いなんて知らなかった。あんなに空虚な気持ちになるなんて知らなかった。
高みに上り詰める為だけの刺激なんて、きっとそこらの薄暗い店に置いてあるいやらしい玩具でも出来る。…それでは駄目なんだ。あいつの体や熱に触れて、初めて「気持ちいい」と思える。
異変に気付いたあいつが直ぐに声を掛けてくれて、目隠しを外して抱き締めてくれなければ、恐らく俺はそのまま泣き疲れて眠っていただろう。…そう言うのは無様と言う奴だ。そうならなくて本当に良かったと思う。

自分の知らない所で、勝手にあいつへの気持ちがどんどん育っている。
それはとても幸せな事で、半面、ほんの少し、恐ろしくもある。


追伸:言って置くが、基本は俺たちの睦み合いは所謂ほぼ「あほえろ」状態だ。あまり真面目じゃあ無く楽しくやっているから、心配には及ばない。
…だって、頭を空にして恋仲と気持ちよくなれるのは、最高だろう♡?


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