日記一覧
┗653.それは(68-72/86)
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72 :
大/倶/利/伽/羅
06/23(木) 21:08
俺の恋仲がこんなにも可愛い(震えた文字)
――――
貞_宗がやって来るのを知った彼奴のはしゃぎっぷりは、随分と久々に見た…いや、あそこまでは初めて見たかもしれない。それくらいのものだった。
・唐突に部屋に転がり込んでくる彼奴
・俺の名前を連呼する彼奴
・名前を呼びつつちょっとはにかむ彼奴
・はしゃぎ疲れてちょっとくったりしてる彼奴
最後はもう、騒ぎ疲れて眠くなってたんじゃないかと思う。俺は彼奴を幼子か子犬か何かだと思っているらしい。最近は殆ど触れてこなかったのに、俺を抱えて満足気な彼奴が余りにも愛らしい。……貞_宗には、感謝をしておく。
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71 :
へ/し/切/長/谷/部
06/12(日) 16:40
心の臓がざわざわする。己が酷く苛立っているのがわかる。心一つ満足に御せないのが腹立たしくて、余計に苛々する。
多分俺は、酷く疲れ切っている。
この無様を晒すなど、恥曝しもいいところだ。が、形振り構う余裕すら今の俺にはないらしい。頂いた非番を無為に寝床で消費する。熟すべきことは幾らでもあるが、それを熟すだけの余力がない。頭が空かない。明かない。
焦燥を潤す癒しを。間合いに入れても身構えずに済む相手の、時間と身が欲しい。あれか、悪友か。友の顔が浮かぶのだから、恋慕でなく本当に疲れているだけらしい。多分、らしい。己のことなのに、満足に把握も出来ていない。
「ここからここまでの時間、お前に付き合ってやろう」と言ってくれるなら。身勝手で甘美な、妄想だ。甘やかす振りをして、その腕に甘え切ってしまいたい。この矜持をかなぐり捨てる悦が欲しい。何時途切れるか分からない応酬では気が散って仕方無い。最低でも此処までは傍に居てやると、確約して欲しい。その熱に縋って、明日からを駆けられるよう疲労を癒して欲しい。不安を、恐怖を、溶かしてくれ。
…そんな事、本刃には折れても言わないんだろうが、な。
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70 :
大/倶/利/伽/羅
06/03(金) 23:32
俺が他の刀の話をすると、彼奴が複雑そうな顔をするから、こっそりと。
俺達は、どうも怒りと云う感情を扱うのが不得手な刀らしい。怒りを抑えられない訳じゃない。逆だ。上手く怒ることが、出来ない。
友刃と彼奴について話している時、複数から、それは怒っても仕方無い、といったことを言われた事がある。それに対して俺が、恐らくは随分と間の抜けた顔で何故怒る必要がある?と返すと、怪訝そうな顔か微笑ましげな顔が返る。きっと、其処は怒るべき場面なんだろう。普通なら。
同じ事は彼奴にも言える。彼奴は喜んだり悲しんだりはするが、滅多に怒らない。怒った顔を見た記憶が無い。喧嘩がしたいと持ち掛けた時も、互いが怒っている様を想像出来ずにそのまま有耶無耶になった。それくらい、彼奴も俺も怒りを扱えない。
それが良いのか悪いのか、俺には判断がつかない。平和なのは良い事だろうとも思うが、それが何かを抑え込んだ結果なら、何時かは綻びの元になる。
もっと感情を解いて、その先まで探れたら。…自分に出来ない事を相手に求めるのは身勝手だろう。わかってる。わかってはいるんだ。それでも。
この先も傍に居るために。ただ居るだけの存在に成り下がらないために。変わっていきたい。淀んで腐らぬよう、流れ続けていけたら。
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69 :
大/倶/利/伽/羅
05/10(火) 12:40
彼奴が記念日を完全に忘れていたと聞いて、すっかり気が抜けた。と同時に、妙にほっとした。そうだ。俺が恋したのは、こういう刀だった。
彼奴は誰が見ても愛らしい刀だろうが、一般的な理想の恋仲かといえば違うだろう。忘れっぽいし、ふらりといなくなるし、天然だ。察しは良いのに、肝心なところでぼけを飛ばす。大人しそうでいて案外触れ幅が激しい。
俺の愛する刀は、こういう奴だ。
…と、記したところで睡魔に負けていた。何が書きたかったのかは忘れたが、自分がどれだけ彼奴を好いているのかは良くわかった。……まあ、とうに知っていることではあるがな。
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68 :
獅/子/王
05/06(金) 22:00
終わりの色は、いつだって嫌いだ。
ずっと一緒に遊んでようぜ。変わらないでくれ。今この瞬間を閉じ込めて、閉じ篭って、遊ぼう。
こんな感傷で彼奴を巻き込んで神隠し、なんて。じっちゃんに怒られっかな。
――――
っだああ!別に顔を見せてもらえなくて拗ねてるわけじゃねーし!待てくらい出来るっての!
たださ、もし何もなくて声聴けないなら、やっぱ…淋しい、し。何かあったなら心配だ。彼奴、どじっ子と病弱を抱え込んでるからな。
状況は違うけど、そういう歌の一節があったな。そういえば。綺麗な女が男の無事を祈る一言。柄じゃねーのは承知で。
あんたの百合を不幸にするなら、白百合を置いて幸せになれよ。そしたらちゃんと恨んでやる。
……ま、けろっと帰って来るんだろ?もし今病で伏せってんなら、苦しいあんたを置いてひとりで騒いで悪かった。あんたの声を、大人しく待ってる。
けろっと復活したのは俺だった。顔を見たら一瞬だった。…彼奴がいないとすぐ情緒不安定になんの、何とかしねーとな。
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