__だと君が囁く。心地好いその声を聞きながら目を瞑って、泥の底へと沈んでみる。手足を動かして掻き分けてみても、重い泥が身体に積もるばかりで。遂に息が出来なくなった肺は耐えきれずに軋んで、潰れていく。君が伸ばした手は僕の身体には届かず、声も段々遠くなっていく。必死にこちらに向けられる手が朧気な視界の中に見えるけれど、もう掴む力も残っていない。自業自得…これじゃ格好もつかないよ。でもね…君が僕にかけるその言葉は呪いで、僕の首を絞めることをどうか覚えていて欲しい。 僕を此処に沈めたのは、君だ。