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86.美しく残酷にこの世界から去ね
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35 :
歌_仙_兼_定
07/04(土) 15:50
#散る櫻が美しく感じなくなったのは何時の事だろう
そんなことを思いながら光る花びらを手のひらに乗せる。握りこむと、光は手の中で潰えてしまう。
約束をした。日が次昇った頃合いに川へ下ろう。
青_江君と石_切_丸が此処に来る。胸が張る思いだった。満足してくれるといいけれど。
関係性、というのはすばらしいと思う。ずっと僕は独りで、それが当たり前で、人を喰いながら続くと思っていた。それが彼らに出会って、また、があるのが楽しみになった。未だに慣れないこともあるし、体だって痛むことはあるけれど。いいことを教えてくれるのは楽しいことだった。
知らない知識で僕が変わっていく。
動かなかった歯車がきしきしと動く音がする。それがどこに転がるかは僕には想像もつかない。
#「……返せるものは返すのが雅というものか。」
櫻の幹を撫で、身を寄せる。体の痛みが消えていく。心臓のあら熱が吸い上げられるようだ。月が天心にのぼってもいないのに強い眠気を感じた。嗚呼、美しいな……。
#毎日会えたら
きっと楽しいのにね。
>>36
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36 :
歌_仙_兼_定
10/07(水) 21:31
#長い間、眠っていたね
さめるまで、もうすこし。