日記一覧
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89.モトカレはせべ
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114 :
燭_台_切_光_忠
07/11(火) 04:12
長谷部くんが、もうすっかり埃をかぶった帳面を引っ張り出してきたのは昨夜のこと。
#「n年ぶりn回目に、おまえの文章を読み返していたんだが……」
前振りもないどころか、心の準備もないまま見せられた、この帳面のなかの僕は、自分で言うのもなんだけど、日記を綴ることを心から楽しんでいるように思えた。いや、『思えた』じゃなくて、本当に心の底から楽しんでいた。時が経っていても、自分のことなんだから、よく分かる。
いつの間にか、一年が過ぎ、二年が過ぎ、何年経ったのかわからないくらい、時間が経ってしまった。僕と長谷部くんは、あの頃と同じように──とまでは言わないけれど、そこまで大きな変化もなく、今でもつかず離れずの距離にいる。
日記を書いていなかった空白の期間に、僕にも、長谷部くんにも、所謂特定の相手ができたり、できたと思えば別れたり、また別の誰かを好きになったり、ならなかったり、報われたり、報われなかったり、人並み程度には色々なことがあった。
結局、僕は、この帳面に向かって筆を執っていた時と変わらないまま、宙ぶらりんな毎日を送っている。もう、ここに並ぶ色とりどりの帳面たちも、新たな頁が足されることはないんだろう。
時間の経過というのは、良くも悪くもそういうものだ。形あるものも、ないものも、いつか終わりを迎える。決まっている運命からは、逃れられない。
果たして、今でもここに足を運んでいる子はいるんだろうか。
いつかまた、どこか違う場所で、僕が筆を執る機会もあるかもしれない。いや、ないかもしれないけど。もしも、奇跡的に見かけることがあれば、その時は、気兼ねなく声を掛けてくれたら嬉しいな。
#「やーーーい!おまえの股間、大_太_刀カッコワライー!!!!!!!!」
とか。
ごめんなさい、嘘!!!!
傷ついて僕の股間の大_太_刀カッコワライが使いものにならなくなっちゃうから、もしも見かけてもやさしくナンパして、あわよくば君の【伊達男コード】に、僕の【伊達男コード】を【伊達男コード】【伊達男コード】させて欲しいな。えへ。
ちなみに、n年ぶりn回ぶりに、この帳面を読んだ長谷部くんの感想を最後に載せておきます。
#「シモネタの語彙が豊富すぎて、気持ち悪い」
僕も同じこと考えてた!
どっこにも〜居場所がない日々でぇ〜
探し続けていたっ、こんなひとを〜〜♪
僕は、元気です。
#俺も元気にすき焼きだ。
すき焼きもいいんだけど、今夜は──
す_き_家にしない?
長谷部くん、好きだよ!ぎゅーっ!ドンッ!(妖艶暗黒微笑で壁ドン)
#本当はしゃぶしゃぶのほうがいい。
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