吉報、あの子は私の元に嫁いできてくれる模様。
あの子は眠った様だが、私は今日は何故だか調子が良い(いや、これは調子が悪いと言うべきなのか?)から今の時間まで起きている。尚、現在二時四十六分。
あの子は私と苗字を揃いにしたいらしい。まあ驚いたとも、とんでもない告白だ。しかし私も男だ、あの子に一緒になって欲しいと願ったからには責任は取るつもりだったんだよね。あの子が私の元に嫁いできてくれたら……ああ、どんな感じになるんだろう。毎日私と同じ布団で眠り、起きたら隣にあの子がいる。朝餉を共に出来る日は共にして、今のように見送りをして貰うんだ。帰ってきたら出迎えて貰えて、そうして共寝をする日々。面倒だろうが、私の包帯を変える手伝いをして貰っても良いかもしれない。だが、あの子は人の為にとなろうとする性分、城に閉じ込めてしまってはいけないだろうから、タ/ソ/ガ/レ/ド/キに新しく医療班の隊を作っちゃおうかな。そこに所属して貰えば、きっと活躍出来るだろうし。……こんな見て呉れの私の元に嫁いできてくれると言っているんだ。あの子が幸せに暮らせる環境を用意するのなら幾らでも尽力するに決まってる。そうなったら、どれだけ幸せだろうか。いや、今も十分過ぎる位には幸せなんだけどね。
いい加減寝よう。お休み。