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14.【我が街】ストリートビュー【皆の街】
 ┗654

654 :Junk
04/03(水) 01:33:52

>>653
すると、遮断機の向こうから大きな黒い影が飛ぶように走り、瞬きをする間もなく、人二人を抱え、反対側の遮断機の先へと降ろす…


落ちついて見直せば、二人を担いで移動したモノが黒いジャケットを着た人間であることが分かる

(Win/MSIE)
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653 :管理人
04/03(水) 01:25:55

>>652
既に遮断機は降りていた、もう少しで電車が来る

(助けなきゃ!)

元悪の組織の構成員にあるまじき思考だが…とっさに体は動いた

「な、危ないぞ!」
「戻ってきて!」

何時の間にか踏み切りの中に飛び込んでいた、間違いなく愚行だろう

お爺さんの肩を揺さぶるが反応はない、担ごうにも私一人では無理だ…もう三年前だったら楽勝だったろうけど…

電車が迫る、これ詰んでるよね…

咄嗟にお爺さんに覆い被さる、無駄なのに…電車がブレーキをかける耳障りな音がこだました

(i/F05C)
652 :管理人
04/03(水) 01:20:50

(今日は珍しく商店街の外に出たなー)

手に少し余るくらいの荷物を持ち、管理人は帰路を急いでいた

(ふう…ちょっと疲れたかな?)

最初期の改造人間である自分にガタが来ていることくらい自覚している

(年かなー、もうお祖母ちゃん?)

これは正常な老いとは違うのだろうが生物には必ず来るものだ、寂しくないとは言えば嘘になるが別段悲しいとは思わない、ただ

(うーん、誰かについてきてもらえば良かったなー)

不便ではある



踏み切りが目に入った、此処を渡れば直ぐアパートにつく

そう思った時だった

「あっ! 倒れたぞ!」

突然辺りが騒がしくなる、見ると踏切の中にお爺さんが倒れていた

(i/F05C)